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「全学笑舞」を掲げ、初の全学出場へ。——酪農学園大学女子ラクロス部

酪農学園大学女子ラクロス部は、2001年4月に設立され、ラクロス全日本大学選手権(以下、全学)への初出場を目指して活動しています。部員は全員、大学からラクロスを始めました。平日は早朝に練習を行い、授業やアルバイトと両立しながら、競技力の向上だけでなく、学生主体の組織運営にも取り組んでいます。

2025年度は北海道学生ラクロス新人戦で優勝し、3大会連続となる全国大会出場を果たしました。2026年のスローガンは「全学笑舞」です。初の全学出場と、仲間と笑ってシーズンを終えることを目指しています。今回は、主将の髙木夏希さんに話を聞きました。

 

 

——酪農学園大学女子ラクロス部について概要を教えてください。

 

酪農学園大学女子ラクロス部は、火曜・水曜・金曜の6時40分から8時30分まで、土曜の8時から11時まで練習しています。活動拠点は酪農学園大学で、2026年5月時点の部員数は35名です。

年間の主な活動として、3月と8月に遠征、4月に新歓、5月に合宿があります。8月から10月にかけてはリーグ戦が行われます。2026年は北海道地区で優勝し、初の全学出場を目標にしています。

酪農学園大学は、獣医学類や循環農学類など、大学の特色がはっきりしていることも特徴です。所属学類に関係なく入部できるため、さまざまな学類の学生が活動しています。

 

 

——2026年のスローガン「全学笑舞」には、どのような思いを込めていますか?

 

「全学笑舞」には、北海道地区で優勝して全学に出場し、最後は仲間と笑ってシーズンを終えたいという思いを込めています。

酪農学園大学女子ラクロス部は、これまで全学出場を果たせていません。2025年のリーグ戦では惜しくも全学出場を逃しました。その悔しさを2026年の結果につなげたいと考えています。

 

——チームの強みや雰囲気を教えてください。

 

強みは、学年を越えた関係性の近さです。練習中だけでなく、日常でも部員同士の交流が多く、先輩後輩で食事に行ったり、遊びに行くことがあります。礼儀は大切にしながらも、必要以上に上下関係の壁を作らないことを心がけています。

部内では、バーベキューや合宿など、全体で交流できる行事があります。さらに、4〜5人程度の縦割り班を作り、先輩が後輩にラクロスの指導をする文化もあります。新入生がチームに馴染みやすいのも、こうした関係づくりがあるからです。

ただ仲が良いだけのチームではなく、最近は各学年で課題を話し合う場も増えています。目標に向けて何を変えるべきかを率直に言い合えるようになったことは、チームとして成長した点です。

 

 

——大学から始める人が多い競技として、どのように新入生を育成していますか?

 

初心者でも安心して競技を始められるように、まずは1年生だけで基礎を固めるトレーニングを行い、段階を踏んで上級生の練習に合流する形を取っています。

ラクロスは、大学から始める人が多い競技です。酪農学園大学女子ラクロス部でも、現在所属している部員は全員、大学からラクロスを始めました。高校までの競技経験に関係なく、同じスタートラインから挑戦できることは、ラクロスの大きな魅力です。

新入生は、最初から上級生と同じメニューに入るのではなく、クロスの扱い方や基本的な動きなどを1年生だけで丁寧に学びます。その後、少しずつ上級生の練習に合流していきます。いきなり高いレベルを求めるのではなく、基礎から順に身につけられるようにしていることが、新入生の成長につながっています。こうした育成体制の成果の一つが、新人戦での結果につながっています。

北海道学生ラクロス新人戦では3大会連続で優勝し、全国大会にも3大会連続で出場しています。2025年度の新人戦では、酪農学園大学単独チームとして出場できたことも、チームの成長を感じる出来事でした。

 

——学生主体の運営では、どのような役割分担をしていますか。

 

部員全員が部内のいずれかの班に所属し、それぞれが役割を持って運営に関わっています。

たとえば、広報班はSNSの投稿やストーリー作成を担当し、総務班は大学とのやり取りなどを担います。担当する仕事は班によって異なりますが、一部の人だけに運営を任せるのではなく、全員が何らかの形で部を支えています。

学年が上がるにつれて、任される仕事の責任も大きくなります。最初は比較的取り組みやすい仕事から始め、少しずつ難しい役割を経験していきます。その過程で、仕事の進め方や人とのやり取りを学んでいきます。

私自身、主将になる前は「自分でやった方が早い」と感じることが多くありました。しかし、それでは引退後に仕事を引き継ぐことができません。主将になってからは、各班のリーダーに仕事を任せることを意識するようになりました。相手の性格や状況に合わせて伝え方を考えながら、周囲に支えてもらい、組織で動く大切さを学んでいます。

 

 

——チームが抱える課題は何ですか?

 

課題は、役割分担が進んだ分、自分の担当以外の動きが見えにくくなることです。

部員数が増え、組織として班ごとの役割が明確になったことで、部の運営は進めやすくなりました。一方で、各班に仕事が分かれているからこそ、他の班が何をしているのか把握しづらい場面もあります。何かトラブルが起きた時に、誰がどこまで状況を把握しているのか見えにくくなることもあります。

2026年は、班の体制や配置を大きく変えました。そのため、新しい役割を初めて担当する部員もいます。例年であれば経験者から引き継いでいた仕事も、まずは覚えるところから始める必要があり、最初はスムーズに進まない部分もありました。

現在は、各班でやるべきことを洗い出し、担当を明確にするようにしています。1年生の育成に関わる班では、目標を確認しながら話し合いを重ねています。コーチも技術面だけでなく、運営面を支えてくれる存在です。現在は3名のコーチが関わり、部の活動を支えてくださっています。

 

——学業やアルバイトとはどのように両立していますか?

 

朝練を中心に活動しているため、授業やアルバイトと両立しやすい時間の使い方ができています。

平日の練習は、6時40分から8時30分までです。練習後に授業へ向かうため、放課後の時間は比較的自由に使えます。勉強をする部員もいれば、アルバイトをする部員もいます。

朝練は早い時間ですが、大学周辺で一人暮らしをしている学生や、学内の寮に住んでいる学生もいます。札幌から通う部員には、状況に応じて途中参加を認めるなど、無理なく続けられるようにしています。

朝練があることで、1限に遅れず授業へ行きやすい面もあります。最初は早起きが大変でも、続けるうちに生活リズムが整っていきます。部員同士で声をかけ合いながら起きる文化もあり、日常の中でも支え合いながら活動しています。

 

 

——いつも応援してくださっている方々へのメッセージをお願いします。

 

いつも応援してくださりありがとうございます。日頃から支えてくださる皆様への感謝を忘れず、2026年は「全学笑舞」という目標を結果で示したいです。

酪農学園大学女子ラクロス部では、競技の技術だけでなく、チームの運営や人との関わりを通じて成長できる機会があります。大学生活の中で、本気で向き合える場所を持てることは大きな経験です。授業だけでは得られない経験を積みながら、仲間と一つの目標に向かって本気で取り組む時間を過ごすことができます。

そうした環境で活動できているのは、日頃から支えてくださる皆様のおかげです。周囲の支えがあるからこそ、私たちは目標に向かって全力で取り組めています。

2026年は「全学笑舞」を掲げ、北海道地区で優勝し、全学へ出場することを目指します。応援してくださる皆様に結果で応えられるよう、チーム一丸となって取り組んでいきます。これからも酪農学園大学女子ラクロス部への応援をよろしくお願いいたします。