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日本代表経験者も大学デビュー組も。教え合う文化で全国の頂点へ。——同志社大学体育会ボウリング部

同志社大学体育会ボウリング部は、ステーションボウル新田辺を拠点に活動しています。1962年に設立され、全日本大学ボウリング選手権大会でのアベック優勝3連覇を目標に、週3回の練習に取り組んでいます。全国レベルで活躍してきた選手や日本代表経験者がいる一方で、大学から本格的に競技を始める部員も在籍しています。チームの強さを支えているのは、学生主体の運営と、互いに教え合いながら競技を楽しむ文化です。今回は主将の熊凌汰さんに、チームづくりやボウリングの魅力、応援してくださる方々への思いを伺いました。

 

——同志社大学体育会ボウリング部について概要を教えてください。

 

私たちは、ステーションボウル新田辺を拠点に、月曜日・水曜日・金曜日の17時30分から19時30分まで練習しています。

部員は1年生が4人、2年生が4人、3年生が6人、4年生が3人、院生が1人です。文理の割合は文系3割、理系7割ほどです。同志社大学と同志社女子大学の学生であれば入部が可能です。

年間のスケジュールとしては、4月から6月に関西学生春季リーグ、8月に全日本大学個人ボウリング選手権大会、9月から11月に関西学生秋季リーグ戦、12月に全日本大学ボウリング選手権大会があります。

 

 

——チームの目標を教えてください。

 

私たちの目標は、全日本大学ボウリング選手権大会でアベック優勝3連覇を達成することです。現在は、男女でアベック優勝2連覇を達成しており、次の大会で3連覇を目指しています。

前回の全日本大学ボウリング選手権大会では、男子が18年ぶりに優勝しました。チームとして結果を残せたことは、私自身にとって忘れられない出来事です。

これからも全国大会や国際大会で結果を出し続け、多くの方に応援していただけるチームでありたいと思っています。

 

——他大学と比べた時の強みは何ですか?

 

私たちの強みは、高い競技レベルと和気あいあいとした雰囲気が両立していることです。

私が入学した当時の4回生の先輩が、今のチームの土台を築いてくださいました。その先輩は全国的にも知られる選手で、その影響もあって実力のある選手が集まるようになりました。日本代表経験者や全国大会で活躍してきた選手が入部する流れもできました。

普段の練習では、お互いに刺激を受けながら競技に取り組んでいます。実力のある選手ほどオンとオフの切り替えがはっきりしていて、練習では真剣に競技へ向き合い、普段は気軽に話せる雰囲気があります。

試合会場で「同志社大学は雰囲気が良い」と言っていただくこともあります。最近では「同志社に進学したい」と話してくれる優秀な高校生ボーラーも増えており、そうした積み重ねが、今のボウリング部につながっていると思います。

 

 

——日々の練習では何を大切にしていますか?

 

真剣に競技へ向き合うことと、ボウリングを楽しむ気持ちの両方を大切にしています。

私たちは週3回、2時間の練習を行っています。部活動以外の日は、それぞれが自主練習やジムでのトレーニングに取り組んでいます。

練習で特に重視しているのは、チーム戦で安定して戦うための力を身につけることです。チーム戦では高得点を出すことだけでなく、大きく崩れないことも重要です。ストライクを重ねることはもちろん大切ですが、スペアを確実に取る力がチーム全体の安定につながります。そのため、練習ではスペアの習得にも力を入れています。

 

——チームとしての課題はありますか?

 

課題は、推薦で入学した選手と、大学から本格的に競技を始めた選手との実力差です。経験者が全体の約7割を占めており、残りの3割は大学から競技を始めています。

推薦で入学する選手の中には、日本代表を経験した選手もいます。レギュラーメンバーを経験者中心で構成できる場合は高い力を発揮できますが、大学から始めた選手が試合に出る場面では実力差が出ることがあります。

そのため、経験者が大学から始めた選手に教えることが大切です。ただ、ボウリングでは感覚でプレーする選手も多く、技術を言葉で伝えるのは簡単ではありません。どう伝えれば理解しやすいかを考えながら、少しずつ育てていく必要があります。

私が意識しているのは、最初から否定しないことです。相手の考え方や投げ方を一度受け止めたうえで、「こういう場面では、こういう投げ方も選択肢になると思う」と伝えるようにしています。自分のことを考えてくれていると感じてもらえれば、より前向きに取り組んでもらえると思うからです。

 

 

——大学から始めた選手の成長で、印象に残っていることはありますか?

 

私の1学年上の先輩に、大学から本格的に競技を始めた先輩がいました。もともとは趣味でボウリングをしていた方でしたが、4年間で大きく成長されたことが印象に残っています。

入部当初のアベレージは150〜160程度でしたが、大学では210前後を安定して出せるまで上達しました。その先輩は、私たちが全日本大学ボウリング選手権大会で優勝や連覇を達成した際にも大きく貢献してくださいました。

私自身、その先輩と同じ立場だったとして、そこまで成長できたか分かりません。本当に努力を重ねた方だと感じています。

上達する人には、ポジティブさと負けず嫌いな一面があると思います。うまくいかなかった時に必要以上に落ち込まず、「次は勝つ」という気持ちで練習に向き合える人は成長が早いと感じます。

 

——ボウリングの魅力は何ですか?

 

ボウリングの魅力は、世代を越えて多くの人と関われることです。子どもから年配の方まで幅広い世代が競技をしており、10本のピンを倒すという共通の競技を通じて、年齢に関係なく知識や価値観を共有できます。

私は中学生くらいまで人見知りでした。しかし、ボウリングの試合に出るようになってから、さまざまな世代の方と話す機会が増えました。昔の私を知る方から「よく話すようになったね」と言われることもあります。人と自然にコミュニケーションを取れるようになったことは、ボウリングを続けてよかったと感じる点です。

競技としては、レーン上のオイルをどう攻略するかが面白いところです。オイルの状態は時間とともに変化し、ストライクが出にくくなることもあります。その変化を読みながら対応し、狙い通りにストライクを出せた時に競技の面白さを感じます。

 

 

——熊さん自身が大学ボウリングで得たものは何ですか?

 

私は、ボウリングを楽しむ気持ちを改めて持てるようになりました。

高校生までは、結果に対して非常にストイックでした。高校2年生でユース日本代表に選ばれてからは、結果を出さなければならないという思いが強くなり、誰よりも練習して結果を残したいと考えていました。

その姿勢自体は悪いことではありません。ただ、結果にこだわりすぎると視野が狭くなります。うまくいかなかった時に必要以上に落ち込んだり、自分を過度に責めたりすることもありました。

大学に入ってから、先輩方に「もっと気持ちを楽にして投げた方がいい」と声をかけていただきました。その言葉をきっかけに、楽しむ気持ちを持ちながらボウリングに向き合えるようになりました。

チーム戦では、自分だけでなくチーム全体の雰囲気を良くすることも大切です。大学でのボウリングを通じて、その大切さを学びました。

 

 

——いつも応援してくださっている方々へのメッセージをお願いします。

 

いつも応援してくださっている皆さま、本当にありがとうございます。私たちは全国大会や国際大会で結果を出し続けることと、多くの方に応援していただけるチームであることを大切にしています。

応援してくださる方々に良い報告ができるよう、これからも日々の練習に真剣に取り組みます。試合会場に足を運んでくださるOB・OGの方々や、日頃から支えてくださる皆さまの存在は、私たちの大きな力になっています。

入部を考えている学生には、ボウリングが好きという気持ちを大切にしてほしいです。経験者はもちろん、大学から本格的に始める人でも、互いに教え合いながら成長できる環境があります。練習には真剣に取り組みながら、競技を楽しむことも大切にしています。私たちと一緒に、チーム戦ならではの面白さを味わってもらえたら嬉しいです。