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試合だけで終わらない。ビブス洗濯まで楽しみに変えるチームづくり——長野大学フットサル部

長野大学フットサル部は、月曜と金曜の活動を中心に、経験者だけでなく初心者や女性も気軽に参加できる雰囲気を大切にしています。新歓やりんどう祭、部長杯、追いコンなどのイベントも大切にしながら、プレーだけでなく活動後の食事やSNSでの発信を通じて、学年を越えたつながりをつくっています。目指しているのは、勝敗だけに偏らず、誰もが楽しめる場所をつくることです。今回は、部長の中島楓翔さんに、部の雰囲気づくりや運営で大切にしていることについて伺いました。

 

 

 

——長野大学フットサル部について概要を教えてください。

 

私たちは、長野大学の体育館を拠点に活動しています。活動日は月曜日の17時から20時、金曜日の18時から22時です。

部員は1年生から4年生まで在籍しており、女性プレイヤーやマネージャーも在籍しています。フットサル経験者は多いですが、初心者や女性も気軽に参加できる、アットホームな団体を目指しています。

大会で優秀な成績を収めることよりも、みんなで楽しく活動することを大切にしています。経験者が活躍するだけではなく、初心者や女性プレイヤーがゴールを決めたときにも全員で盛り上がります。

 

——大切にしている価値観は何ですか?

 

私たちが一番大切にしているのは、仲間と楽しむことです。学年や性別、フットサルの経験やレベルに関係なく、来た人が思いきり楽しめる場所にしたいと思っています。

活動中だけでなく、活動後にご飯に行ったり、移動時の車の乗り合わせをじゃんけんで決めたり、負けたチームがビブスを洗うルールを設けて盛り上がったりしています。

こうした時間を通じてメンバー同士の距離が縮まり、活動外でも楽しく過ごす文化が続いています。

「自由に、楽しく、緩くやる」という雰囲気はありますが、自由さの中にも守るべき節度があります。周囲に配慮しながら、節度を守って楽しむ。そのバランスを大切にしています。

 

 

——部を盛り上げるために工夫していることはありますか?

 

まずは、部長である私自身が声を出すことです。自分が声を出すと周りも反応してくれますし、そこから全体の空気が明るくなります。

普段の活動でも、ただ試合をするだけではなく、少し遊び心を入れています。来ているメンバーでチームをつくり、優勝チームにアイスなどの景品を用意したこともあります。負けたチームがビブスを洗うルールもあり、毎回盛り上がります。

隣で別の団体が活動しているときも、私たちの声が体育館に響き、周りが振り向くことがあります。元気なメンバーが多く、恥ずかしがらずに盛り上がれるところは強みです。

 

——新入生や初心者が入りやすいように意識していることはありますか?

 

誰でも気軽に参加できる場所であることを伝えるよう心がけています。新歓の時期だけではなく、夏休みの時期にもInstagramで発信し、入りたいと思った人がタイミングを逃さないようにしています。

体験に来てくれた人には、こちらから積極的に話しかけます。名前を覚えたり、活動後にご飯へ誘ったり、送迎の時間に話したりします。最初の接点で「ここなら入りやすい」と思ってもらうことが大事だと思っています。

女性の参加についても、部のガイダンスのときから「初心者の女性でも気軽に遊べる」と伝えてきました。現在は女性プレイヤーも参加してくれており、その点はとてもありがたいと感じています。

 

 

——女性プレイヤーが楽しめる環境づくりで意識していることはありますか?

 

試合中に、女性や初心者がボールに触れない時間が長くならないように意識しています。パスを回したり、シュートにつながる形をつくったりして、退屈にならないようにしています。

性別だけで関わり方を大きく変えるのではなく、できるだけ対等に関わりたいと思っています。大会形式になると、勝ちにこだわる分、女性の出場機会が少なくなりそうな場面もあります。そこは私自身、課題だと感じています。

性別に関係なく同じチームでプレーすることが、フットサル部として理想的な形だと考えています。簡単ではありませんが、メンバー全員で「一緒に楽しむ」という意識を共有できるよう、少しずつ伝えています。

 

——部長として大変なことは何ですか?

 

一番大変なのは、大人数をまとめることです。部長に就任してから日が浅く、全体を動かす難しさを感じています。

たとえば、活動に参加するかどうかの返事がなかなか集まらないことがあります。「人数が少ないため活動中止を検討していると伝えると、急に反応が返ってくることもあります。そうした連絡や参加に対する意識のばらつきに難しさを感じることもありますが、それも含めてやりがいだと感じています。

部長として一方的に指示するのではなく、みんながやりたいことを楽しめるように、必要な場面ではしっかり伝えながら、普段は気軽に関われる距離感を大切にしたいです。

 

 

——印象に残っている活動エピソードを教えてください。

 

印象に残っているのは、新歓の大会です。1年生が主役になるように、ドラフト形式でチームをつくり、トーナメントで優勝を目指します。普段は楽しく遊ぶ雰囲気ですが、この大会は本気で勝ちを目指します。

私自身、新歓で優勝とMVPに選んでいただいたことがあります。そのときにもらった景品でたこ焼き器を買い、みんなでたこ焼きパーティーをしました。大学に入って間もない時期の思い出として、今でも強く残っています。

 

——大学の部活動を通じて学んだことは何ですか?

 

常識の範囲で、緩く楽しく自由にやることを学びました。

私は小学校、中学校、高校とサッカーをしてきました。上下関係が厳しく、時間を守り、監督にしっかり向き合う環境が普通だと思っていました。だから、大学でフットサル部に来たときは、自分が思っていたスポーツの雰囲気とかなり違いました。

ここでは、自分のペースで参加でき、学年や経験に関係なく一緒にプレーできます。厳しくやるスポーツとは違う楽しみ方があると知れたことは、自分にとって大きな学びです。

 

 

——部長としてやりがいを感じる瞬間はいつですか?

 

イベントに向けて準備している時間にやりがいを感じます。毎回の活動をきちんと動かすための準備や、大きなイベントに向けた景品の相談、MVPの賞品決め、ドラフトでのオリジナルチームづくりなどがあります。

新歓では、1年生に向けてルールや大会の概要を一からつくりました。発表の準備も含めて大変ですが、1年生に楽しんでもらいたいという気持ちがあります。

自分にとって新歓は印象に残っている大会です。だからこそ、後輩にも「入部してよかった」と思える時間をつくりたいです。

 

——これからどんな部活にしていきたいですか?

 

長野大学の中でも特に楽しいチームを目指して活動していきたいです。今も盛り上がっている自負はありますが、もっと新入生が入りやすく、学年を越えて関われる場所にしていきたいです。

課題としては、1年生がまだ先輩との関わり方に戸惑っている部分があります。先輩に対してどの程度フランクに接してよいのか、どの程度礼儀を意識すべきなのか、考えてしまうのは自然なことだと思います。活動を重ねながら、その距離を少しずつ縮めていきたいです。

他大学の部活とも、これから関わる機会を持てたらと考えています。新しい価値観に触れたり、つながりが広がったりすることで、さらに活動が充実すると思います。

 

 

——いつも応援してくださっている方々へのメッセージをお願いします

 

いつも見守ってくださっている方、Instagramなどで活動を見てくださっている方には感謝しています。学内を中心に活動している部活動ではありますが、投稿を見かけたときにいいねやフォローをしていただけると、とても励みになります。

入部を考えている学生には、ぜひ気軽に来てほしいです。私たちは、自由に、楽しく、緩く活動している部活動です。初心者でも経験者でも、性別を問わずも歓迎しています。

卒業した後も遊びに来てくれる先輩がいたり、長く関われる友達に出会える場所だと思います。フットサルを楽しみたい人、大学で新しいつながりをつくりたい人は、ぜひ一度参加してみてください。