業界別の研究方法を徹底解説|準備方法やプロセス・ポイント
インターンや就職活動を進めたいけれど、「どの業界が自分に向いているのかわからない」「業界研究のやり方がわからない」と悩んでいる学生もいるでしょう。情報過多な時代において、闇雲に情報を集めていると非効率となります。就職活動を効率的に進めるためには、業界について把握することが重要です。
そこで、本記事では、業界別の研究方法について、準備段階からプロセス、ポイントまで解説します。
業界別研究を実施するための準備

業界の研究をするにあたって、情報を集めるだけでなく、就職活動に活かせるような準備が必要です。そこで、次のポイントを意識することがおすすめです。
- 業界別の特徴を把握して調査対象を整理する
- 業界研究を実施する目的を理解する
- 自分にあった業界を見つける
- 業界を比較するための情報をまとめる
1. 業界別の特徴を把握して調査対象を整理する
業界研究を実施するにあたって、まだ志望する業界が決まっていない場合は主要業界の特徴を理解しましょう。例えば、IT業界は、スピード感が必要で常に新しい技術の習得が必要です。安定感は欠けますが、常にチャレンジしたい人に向いています。また、金融業界は、専門知識が求められる他、グローバルな視点が求められる場合がありますが、その分比較的高水準の給与を得られる可能性があるでしょう。
官公庁や団体業界は、一般企業と違って公益性を保つことが大切であるため、一般企業とは違った採用試験があります。安定性があり、社会に直接貢献したい人に向いています。この他にも顧客と直接関わるサービス業界、情報発信を行うマスコミ、出版業界など、それぞれの業界の特徴を理解するようにしましょう。
2. 業界研究を実施する目的を理解する
業界研究を進めるにあたって、目的を明確に理解することが重要です。目的意識が足りていないと、無駄に時間を費やしてしまうため注意しましょう。就職活動は自分が「企業で働く際にどのような貢献をできるのか」を考えることが大切です。そのためには、まず業界全体の特徴や将来性を把握しておくと、応募する企業選びの第一歩となります。
また、ESや面接で、その業界を選んだ理由を問われます。スムーズに回答するためにも、業界研究を入念に行うことが重要です。業界研究を実施する目的を理解していないと、採用担当者に響く回答ができなくなる可能性があります。
つまり、業界研究にはただ業界について知るだけでなく、企業をより詳しく把握したり、自分が「今後どのようなことをしたいのか」を明確にしたりなど、さまざまな目的があります。
3.自分にあった業界を見つける
就職活動を進めるにあたって、まず自分にあった業界を把握しましょう。例えば、大学で研究をしていた学生であれば、引き続き企業でも経験を活かした研究職に進む方法があります。また、経験に直結しなくても、「アルバイトでの集客経験を営業職に活かす」など工夫した説明をできれば採用担当者の評価を高められるでしょう。
自分に合った業界を見つけるためには、自己分析を平行して進めることが大切です。これまでの経験や得たスキル、将来のキャリアプランなどをふまえて、自分にあった業界を選ぶようにしましょう。自分に合った業界が見つかったら、次に企業研究を進める流れとなります。
企業研究を行うには、企業研究ノートの作成が効果的です。詳しくは「企業研究ノートの作成方法|就職活動で活かすポイントを解説」をご確認ください。
3.業界を比較するための情報をまとめる
複数の業界を調べる場合は、同じ項目で比較しやすいように情報をまとめましょう。市場シェアや業界の規模、将来性など項目を設定し、一目でわかるような比較表を作るとあとで確認しやすくなります。また、客観的に業界を比較すると、自分にあった業界を見つけることが可能です。
例えば、挑戦できる環境を求めるのであれば、市場展開の早さや最新の業界ニュースをチェックすることをおすすめします。新しい情報を入手した上で、経験した内容を活かせる場として採用担当者に志望動機を伝えられます。そのため、ESや志望動機の作成を前提として、比較表を作成しましょう。
業界別研究を実施するプロセス

業界別研究は、ただ情報をまとめるだけではありません。就職活動に活かすために、次にプロセスに沿って効率的に進められます。
- 信頼できる情報元の活用
- 業界を比較するポイント
- 企業研究ノートに整理
1. 信頼できる情報元の活用
インターネットの普及によって、近年では膨大な量の情報を入手できます。しかし、中には古いデータや正しくないデータ、また個人的な意見が含まれている場合があるので注意が必要です。そのため、業界紙や経済新聞、業界に関連するセミナーなど、信頼できる情報源を活用しましょう。
中でも、業界の全体像や市場動向などをまとめている業界を説明した書籍や雑誌などを活用して、より詳しく業界を把握できます。主要企業のSNSや日経新聞などで最新動向を掴むことも重要です。
2.業界を比較するポイント
1つの業界ではなく、複数の業界を調べて比較することで、より詳しく業界について把握しやすくなります。また、自分に合った業界を選ぶうえでも効果的です。比較する際は、業界規模や必要とする人材、平均給与など、重要だと感じる項目を設定しましょう。
また、業界比較によって、志望動機にも活かせます。例えば「なぜこの業界を選んだのか」といった質問に答えやすくなります。
3.企業研究ノートに整理
業界研究で収集した情報は、企業研究ノートに整理しましょう。バラバラにメモをとったり、頭で覚えたりしようとするとせっかく収集したデータを十分に活かせません。また、重要な項目ごとにまとめると、あとから企業情報を比較しやすくなります。
企業研究ノートの書き方については、「企業研究ノートの作成方法|就職活動で活かすポイントを解説」で詳しく説明しています。
業界別研究を効率的に実施するポイント

業界別研究を効率的に実施するためには、次のポイントを意識することが大切です。
- 就職活動のスケジュールに合わせる
- 複数業界をスムーズに比較する
- 業界のOGやOB・会社説明会など具体的な情報を活用する
1. 就職活動のスケジュールに合わせる
就職活動は、エントリー開始から最終選考まで時間をかけて行います。そのため、業界別研究をする際も、就職活動のスケジュールに合わせて段取りを進めましょう。例えば、インターンに応募する前には、その前に基本的な情報を把握している必要があります。
また、ES(エントリーシート)の提出や面接を受ける前には、志望する業界を明確にするのが望ましいといえます。就職活動のスケジュールを確認しながら、業界別研究を進めることが大切です。
2.複数業界をスムーズに比較する
詳しく業界を研究するためには、複数業界を比較することも大切です。市場規模や主要企業の特徴、自分の経験やスキルに合っているかなど、同じ項目で比較するとスムーズに進められます。また、それぞれの違いがわかりやすいため、自分に合った業界であるかどうかの判断もできるでしょう。
業界研究の最終的なゴールは、就職活動に活かすことです。そのため、自分に合った企業を見つけたら、自己PRや志望動機、面接準備などに反映させるようにしてください。
3.業界のOGやOB・会社説明会など具体的な情報を活用する
業界の特徴を把握するためには、メディアや書籍など以外に、実際に働いている人の声を聞くことも大切です。OGやOBから直接聞く方法や、会社説明会の利用も効果的です。言葉では言い表せないような職場の雰囲気や考え方を聞くことで、自分に合うかどうかの判断材料になります。
また、具体的なイメージができるため、自己PRや志望動機の作成がしやすいでしょう。そのため、直接話を聞ける機会がある場合は積極的に参加することをおすすめします。その際に疑問に思ったことを聞けば、企業の理解度を高められます。
業界別に研究する方法を把握して就職活動を進めよう
企業選びや志望動機、自己PRの作成など、就職活動の様々なプロセスにおいて業界研究が必要です。また、業界ごとに特徴が違うため、それぞれ業界別の研究が求められます。業界ごとの特徴をある程度把握することで、興味のある業界を絞り、より具体的に研究するのがおすすめです。
また、集めた情報は自分の言葉で説明できるほど理解が必要であるほか、自分の経験や得たスキル、キャリアプランなどと一致するかどうか確認しましょう。この過程を進めることで、より効率的に就職活動を進められます。