お問い合わせ

建設業界の研究ポイントとは?主要職種と効率的な方法を解説

「建物をつくってみたい」「街づくりに携わりたい」そんな思いを持って建設業界を志望する学生もいます。しかし、業界が複雑であることから、研究が進まない場合もあるでしょう。建設業界には職種が多く、それぞれを理解した上で効率よく研究を進める必要があります。本記事では、建設業界の職種ごとの特徴や効率的な研究方法を解説します。

 

 

 

建設業界研究の基本的となるポイント

まず、建設業界を研究する上で基本的なポイントとなるのが次の3点です。

 

  • 建設と土木の違い
  • 階層による役割の違い
  • 業界全体の市場規模を把握

 

 

建設と土木の違い

建設業は大きくわけて、建設と土木の2種類があります。建設はアパートやマンションなど人が住む場所の他に、商業施設やオフィスビルといった人が利用する場所の建物に携わることが特徴です。

 

一方で土木や道路やトンネル、橋梁、ダムなど社会のインフラに関連する業務を行います。そのため、対応する領域が大きく異なり、企業の雰囲気が違うこともあるでしょう。また、同じ建設であっても企業によって求める人材が異なるので、提供している価値や必要とする人材など詳しくリサーチすることが必要です。

 

 

階層による役割の違い

建設業界には階層構造があり、ゼネコンとよばれる総合建設業をトップとしてピラミッド型となっています。ゼネコンの特徴として、企画から設計、施工まで業務全てを請け負うことが特徴です。

 

ピラミッドでいうゼネコンのすぐ下には、内装や電気など専門的に業務を行うサブコンがあります。サブコンの下に、業務を行う職人がいるとった階層が特徴です。そんため、建設業界といっても何をしたいのか、どのようなキャリアプランなのかなどを明確にする必要があります。

 

 

業界全体の市場規模を把握

建設業界を理解する上で、業界全体の市場規模や新しいトレンドなどを把握しましょう。建設業界はGDPの約10%を占める日本で大きな産業となっていますが、近年その特徴は大きく転換しつつあります。

 

例えばAIやデジタル技術を導入した建設DX(デジタルトランスフォーメーション)やスマートシティ開発など新しい技術が伴うケースが増えています。また、インフラが老朽化したことによる修繕の必要性が高まっている点にも注目が必要です。そのため、キャリア設計をする際に、維持するでなく新しい技術を取り入れているかどうかなど、企業の将来性まで把握することが重要です。

 

 

建設業界研究のポイントを効率よく調べる職種ごとのコツ

建設業界で働く上で、志望する職種によって大きく働き方が異なります。そこで、職種ごとの特徴やそれにあった調べ方を知ることが大切です。

 

 

各種設計業

建設業における設計職は、デザインのほかに、インフラや安全性といった3つにわけられます。顧客の予算を含めたニーズを満たした上で、法規制や技術面を考慮しながら図面を作成することが業務内容です。

 

また、設計だけでなく必要な資材や人件費を計算した上で積算(見積もりを出すこと)を出すのも、企業が利益を出すうえで重要な任務となります。綿密な計算以外に、企業の運命を左右する判断が求められる設計業務は、建設業界の経営を支える存在といえるでしょう。

 

それぞれ企業によって、設計職に求める内容は異なります。そのため、設計職を希望の方は気になる企業が求める人材や設計コンセプトなどを把握した上で、より詳しい研究が必要となります。その際に開発実績の確認も重要です。

 

 

施工管理

施工管理が担うのは主に建設に必要な原価、品質、工程、それに加えて安全面での配慮の4つです。それぞれの分野で管理を行うことで、現場が動きやすいような環境作りを行います。

 

建設には多くの職人をはじめ関係者が存在するため、高いコミュニケーションスキルとマネジメント能力が求められます。案件ごとの状況に合わせた働き方となるため、採用情報を詳しく確認することが重要です。達成感が高い業務である一方、対応する範囲が広い点も特徴となります。

 

 

営業や開発

ゼネコンによっては、工事請負以外に企画まで対応するケースがあります。ほぼデベロッパーと同じ役割を担い、開発業務をしたり、企業や官公庁から案件を受けるための営業業務をしたりする場合があります。

 

建設業界の影響は単価が億単位となるため、長期的に顧客と信頼関係を構築することが必要です。企業によって、開発の内容や求められる営業スキルなどが異なるため、自分の強みにあっているかどうか把握するようにしましょう。

 

 

建設業研究のポイントを活かした企業分

業界の全体像を把握できたら、次に企業分析を進めていく必要があります。業界研究のポイントを活かして、次の点をより詳しく把握しながら進めていきましょう。

 

  • 企業の強みや特徴を把握する
  • 企業の弱みや課題を把握する
  • 市場シェアを把握する

 

 

企業の強みや特徴を把握する

それぞれの企業がこれまで携わってきた代表的なプロジェクトについては把握しておく必要があります。環境に配慮していたり、特許をとった工法があったりなどそれぞれ特徴が異なります。

 

また、大手企業であればスマート農業をはじめとして異業種に参入しているケースもあるほか、海外展開をしている場合もあるでしょう。公式Webサイト以外に、業界誌やIR情報、公式SNSなどさまざまな媒体から情報を入手することが大切です。

 

気になる企業があれば、セミナーやインターンシップを開催している場合もあります。自分に合っているかどうか、自身の強みと照らし合わせて確認するようにしてください。

 

 

企業の弱みや課題を把握する

企業の強み以外に弱みや課題についても把握するようにしましょう。例えば、建設業界全体的に働き方改革による労働時間の制限や、人手不足が大きな問題となっています。業界全体的な課題に対して、企業がどのような対策をしているか分析が必要です。

 

例えば、福利厚生や給与体系の見直しやITシステムの導入による業務効率化など、積極的に取り組んでいる企業であれば、将来性が高いと判断できます。また、企業の取り組みを把握した上で、自分がどのように貢献できるのかをまとめることで、採用担当者の評価を高めることが可能です。

 

 

市場シェアを把握す

企業によって、ターゲット層が異なるため対象となる市場が異なります。そのため、民間工事と公共工事のどちらに強いのか、またどのような建築物に対応しているかなどの把握が必要です。

 

そのうえで、関連した市場においてどれほどのシェアがあるか調べましょう。市場シェアが高いと競合他社と比べて有利な立場となり、顧客からも信頼されやすい特徴があります。しかし、市場シェアの高い企業であれば、成長機会が限定されているほか、衰退リスクも高くなる可能性があるのでよくリサーチすることが大切です。

 

 

建設業研究のポイントを把握して就活を有利にするコツ

 

建設業を研究するポイントを活用して、就活を有利にするために次の3つのコツが挙げられます。

 

  • 業界に合うかチェックをする
  • OBやOG訪問・インターンシップに参加をする
  • 業界地図や専門誌を活用する

 

 

業界に合うかチェックをする

業界研究をする上で、まず重要となるのが自分が業界に会うかどうかであり、業界研究によって求める人材を把握して、自分の強みを手ら合わせてみましょう。そのために、自己分析によって、自分の強みやスキルなどを明確にすることが大切です。例えば、部活動でキャプテンをしていた人は、施工管理に活かせる可能性があります。

 

他にも、アルバイトやサークルなどの経験で得たスキルや経験を評価してくれるかどうか確認すると、効率的に就活をすすめられます。また、業界の中でもさまざまな職種があるため、それぞれ自分に合うかどうかの確認が大切です。この時点でもし合わないと判断した場合は、他の業界と比較する必要があるかもしれません。

 

 

OBやOG訪問・インターンシップに参加をする

Webサイトや新聞、公式SNSだけでは現場の空気感までは把握しきれない場合があります。建設業界はチームワークが必要不可欠であるため、社員の雰囲気が合うかどうかの確認が重要です。そこで、OBやOG訪問、より詳しく知りたい人はインターンシップの参加も検討しましょう。

 

実際に業務を行っている社員から、業務に関するエピソードから、就活時に取り組んだことなど有益な情報を入手できます。また、建設現場は所長によって雰囲気が変わるため、企業の雰囲気を確認することで、自分に合った企業であるかどうか判断しやすくなるでしょう。

 

 

業界地図や専門誌を活用する

業界研究を進めるにあたって、日経業界地図や建設に関する業界誌などの活用で効率的にできます。日経業界地図では、各企業の特徴や市場規模などをまとめているため研究を行う企業を選びやすい点が特徴です。

 

また、これらの媒体によって企業の売上規模や資本について、また建設業界全体のプロジェクトや技術動向についても把握できるため、業界を志望する人は利用するとよいでしょう。

業界の最新情報や詳しい解説などもあるため、根拠のある業界研究をしやすくなります。

 

 

H2:建設業界を研究するポイントを知って就活を進めよう

建設業界は複雑であるため、まずその仕組みを知ることが重要です。職種が豊富であるほか、企業の役割も様々です。このような業界全体の特徴を理解した上で、対象となる企業の研究を進めるようにしましょう。公式WebサイトやSNS、業界誌だけでなく、OBやOG訪問、セミナー、インターンシップに参加して現場の声を聞くことも重要です。建設業界を研究するポイントを理解して、効率的に就活を進めましょう。