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自分の選択を正解にする生き方を。——株式会社ピアズ

株式会社ピアズは、2005年に創業、現在東証グロース市場に上場している企業です。パーパスに「NEW NORMAL ACCELERATION」を掲げ、オンラインセールス事業の確立やAI事業の開発・推進に取り組んでいます。事業内容と会社の魅力、学生に求める人物像などを、人事本部組織戦略室室長の末廣樹理菜さんに伺いました。

 

 

 

 

 

——御社の事業内容について教えてください。

 

当社は2005年に代表取締役社長の桑野隆司が、携帯ショップのセールスプロモーション事業を行う会社として立ち上げました。販売員不足の店舗に人材を派遣したり、販売員への研修を行ったりと、課題に合わせたソリューションを提供してきました。

2019年6月に東証マザーズ市場(現在のグロース市場)へ上場した際の社員は80名でしたが、上場後にM&Aに注力し、従業員数は500名を超えることとなりました。

2025年からはビデオ通話を通じて接客・販売を行う「オンライン接客支援システム」を注力事業として定め、さらなる展開を目指しています。

 

——貴社の社風や文化、働くうえで大切にしていることを教えてください。

 

当社のパーパスとして「NEW NORMAL ACCELERATION〜いつかの未来を、いつもの日々に〜」を掲げています。上場以前は経営理念を中心とした組織作りを行っていましたが、多様なバックグラウンドを持った従業員が増加していく中で、統一のメッセージを設けようと会社の存在意義を再定義しました。

創業当時は固定電話からガラケーへの転換の時期でした。時代の変遷とともに、次はガラケーからスマホへと通信の主役は変わっていきました。スマホが登場した当初は価格も高く、まったく売れない時期もありました。そんな中でも、「こんなこともできる」「こんなに便利なのだ」とお伝えし、価値を感じていただけることで、お客様が納得して購入する、という体験を積み重ねてきました。

 

 

新しいものの良さを伝えて、それがいつの間にかいつもの日々に入りこんでいる。変化の速い社会において、次なるノーマルをキャッチして、それを社会実装させていくことをコアな価値としようと、会社としてのパーパスを設定しました。

注力事業に定めたオンラインセールスは、2025年10月時点では通信業界のみの導入ですが、他業界への多角展開にも力を入れています。さらにAIを使った教育や、AIアバターによる接客も少し先の「ニューノーマル」となるでしょう。

先端技術が次々に生まれていく一方、それを使いこなすまでには時間がかかります。社会実装されるまでにその技術の価値を伝える、いわば技術の価値を社会にわかりやすく伝える“翻訳者”の役割を担っています。

 

——実際に働いている方の雰囲気や人柄を表すとどのような言葉になりますか。

 

それぞれが個人のカラーを持っており、社員同士の関係はとてもフラットだと思います。仕事中の私語を推奨するカルチャーで、オフィス内では常にいろんな会話が交わされています。コミュニケーションをとることによって、新しいアイデアを生み出していこうという会社としての想いもあります。

現在のオフィスには2024年4月に移転しました。新しいオフィスを設計するにあたっては、デスクの形もできるだけコミュニケーションがしやすいようにと選びました。

 

 

——若手社員に期待することはなんですか?

 

今後の組織をけん引する、リーダーシップを取れる人材になってほしいと期待しています。当社は「100年先も成長し続ける企業」を長期ビジョンとして掲げており、パーパスの実現、組織づくりを事業よりも重要視しています。会社の存続が難しい時代に、毎年毎年自らを更新し続け、成長し続けることを望んでいます。

そういった創業者のDNAを引き継ぎ、組織のパーパス、カルチャーをつなぐ役割を新卒の社員に担ってほしいという想いがあります。当社の新卒採用は2017年度から行っていますが、新卒1期生・2期生である8年目、9年目の社員がすでに経営幹部として活躍しています。

 

——新卒で入社された方が最初に任される仕事や、育成方針を教えてください。

 

毎年育成方針については少しずつ変わりますが、大まかに言うと1カ月ほど様々な部門での業務を研修も兼ねて体験し、その後本配属となる流れです。入社後1カ月が経過したGW前ごろには社内で“ドラフト会議”を行い、各部門の上長が新卒社員を指名して配属を決定します。これは裏を返すと、内定者期間や1カ月の研修期間で、行きたい部門、やりたい仕事があればそこに求められる人材になってほしい、自分でしっかりアピールをしてほしい、という会社からのメッセージでもあります。

基本はお客様に向き合うセールス職、もしくはコーポレートサイドの広報か人事への配属からスタートですが、今後新しい事業が立ち上がり、拡大していく際には、そちらへの配属も考えられます。

 

——学生にどんな人物像を求めていますか?

 

採用の際にはスキルは求めておらず、ピアズのカルチャーとマッチするかどうか、という基準で判断しています。採用ポリシーには「本気foryou」「every thanks」「over the limit」の3つがあります。

「本気foryou」は利他主義であるかどうかです。お客様に対しても、仲間に対しても、相手のことを思ってこそかけられる声、できる行動があると考えています。自分以外の周りの他人に対して本気になれるかどうか、という部分です。

 

 

「every thanks」は感謝力です。小さなことでもやってもらった時に、感謝の気持ちを忘れず、相手に伝えられる。感謝の気持ちを伝えられる人こそいいチームを作れるし、周りからも感謝されると考えています。

「over the limit」は限界超越という意味です。企業として圧倒的な成長を求めている中、限界を自分で決めてしまうと成長ができません。「自分はここまでだ」と決めずにチャレンジし続け、新しいことに取り組む野心や向上心を持っているか、を重視しています。

 

——学生に向けてのメッセージをお願いいたします。

 

私たちは、学生時代に何かに本気で取り組んだ人と出会い、一緒に働きたいと考えています。学生が社会人に抱くイメージとして「仕事がつまらない」「毎日会社に行くのがつらい」、いわゆる「仕事ばかりで楽しくないサラリーマン」というものがあると思いますが、私はそればかりではないと考えています。ビジネスを本気で行っていくうえでは、夢中になるものが仕事になる、というだけで、「本気で取り組む」という姿勢は学生時代における部活動などと同じだと考えています。

 

 

例えばスポーツにルールがあるように、ビジネスにもルールがあります。点数を入れることが、お客様から褒められる、お金を稼ぐことに変わるというイメージです。ぜひ、ビジネスのルールを理解して、楽しみながら成長してほしいと思います。ピアズはチーム一丸となってゴールを目指せる組織を目指しています。

「本気で仕事をしたい」と考えている方は、ぜひピアズの門を叩いてください。本気の挑戦者をお待ちしています。

 

末廣 樹理菜(すえひろ じゅりな)

株式会社ピアズ 組織戦略室 室長

 

2018年4月 株式会社ピアズへ新卒入社。管理本部IPO準備室に配属。

2018年11月 代表秘書兼IPO準備室、2019年7月に人事部へ異動(秘書兼務)。

2020年10月 人事部採用責任者に就任(秘書兼務)。

2021年11月 100%子会社のOneColorsに出向し、人事トレーナーに就任。

2022年4月 OneColors代表取締役CEOに就任。

2022年11月 株式会社OneColorsがピアズに吸収合併されたことに伴いピアズへ復帰し、秘書室室長に就任。

2023年10月 組織戦略室を立ち上げ、室長に就任。

 

取材・執筆:藤井みさ(株式会社スリーレター)