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“現役発信者”の視点で、事業成果に直結するSNS運用を——NOWAY株式会社

NOWAY株式会社は、TikTokをはじめとしたショート動画領域で、企業の集客や採用を支援する運用代行会社です。単なる動画制作にとどまらず、企画設計から投稿後の改善までを一貫して担い、「事業成果につながるSNS運用」を追求しています。

今回は、フォロワー50万人規模の現役発信者でもある代表取締役の住廣勇樹さんに、事業内容や他社との違い、チームづくりで大切にしている価値観、そして学生時代から現在に至るまでのキャリアについて詳しくお話を伺いました。

 

 

——貴社の事業内容を教えてください。

 

当社は、TikTokを中心にInstagramリールやYouTube Shortsなどのショート動画運用代行を行っています。動画制作・投稿にとどまらず、企画設計・台本作成・撮影・編集・投稿後の運用改善までを一貫して支援している点が特徴です。ショート動画は「作れば伸びる」ものではなく、どんな切り口で、どんな導線を設計するかによって成果が大きく変わります。だからこそ、部分的な代行ではなく、クライアントの目的に合わせて運用全体を設計し、集客や採用といった事業成果につなげることを重視しています。

 

——数ある運用代行会社の中で、貴社ならではの強みはどこにありますか?

 

一番の強みは、代表である私自身が、現役の発信者として現役でSNSを運用していることです。SNSはトレンドの移り変わりが本当に早く、数ヶ月前に通用していた手法が、今はまったく刺さらないということも珍しくありません。だからこそ、机上のデータや過去の成功事例だけではなく、「今、何がリアルに伸びているのか」を肌感覚で理解していることが重要だと考えています。そのため当社では、すべての企画・台本を、必ず私が最終チェックする体制を取っています。PMやディレクターに完全に任せきりにするのではなく、最終的なアウトプットの質には代表が責任を持つ。これは効率だけを考えれば遠回りかもしれませんが、クライアントに確実に成果を届けるためには欠かせない部分です。運用代行会社は数多くありますが、「現役プレイヤーとしての感覚」と「事業成果に向けた設計」を両立できている点が、当社ならではの強みだと思っています。

 

——住廣さんが50万人規模の発信者として活動するまでに、工夫したポイントや苦労したことはありますか?

 

正直、SNSは外から見ると華やかに見えると思うのですが、実態はかなり地道な積み重ねでした。50万人まで伸びた要因は大きく分けて2つあると思っています。

一つは、“クリエイターとしての感覚”です。「これ、面白いな」「これなら見てもらえるかも」と直感的に感じる部分を常に意識していました。ただ、これだけだと完全に感覚論になってしまう──そこで重要だったのが、もう一つの要素である“インサイト分析(視聴者の反応分析)”です。感覚で「面白い」と思った企画に対して、実際の数値はどうだったのか。視聴維持率や離脱ポイントなどを細かく見ながら、ABテストをほぼ毎日のように回していました。感覚とロジック、その両方を行き来しながら検証し続けたことが、アカウントを伸ばすうえで一番大きな要素になったと考えています。「面白さ」の定義については、まだまだ言語化していくべき部分だし、価値がある部分だとも感じています。なぜなら、数値で説明できる部分は誰でも共有できますが、クリエイティブな感覚は、個人差が大きい領域だからです私の場合、最初から得意だったわけではなく、コロナ禍にSNSを始めてから、試行錯誤を重ねる中で身についていったものです。過去のインプットや日々トレンドを追い続けてきた中で、「これやったら面白くない?」という感覚が少しずつ磨かれていく。一発の才能やきっかけではなく、感覚とデータを行き来しながら積み重ね続けたことが、今につながっていると思っています。

 

 

——学生時代から起業志向があったと伺いました。

 

高校生の頃から独立心は強く、高校3年生の頃には「いつかは自分で何かをやりたい」という思いを持っていました。振り返ってみると、学生時代は「仕切る側」「人をまとめる側」にいることが多かったなと思います。原体験として大きいのは、高校時代の体育祭です。各団長をまとめる“総長”という立場を任され、学年全体を動かす役割を担いました。人をどう動かせばいいのか、どうすれば場の熱量が高まるのかを考えながら動く中で、「みんなで一つの目標に向かって進むこと」に純粋な面白さを感じたんです。この経験が、今の自分の原点になっていると思います。

 

——NOWAY株式会社を立ち上げるまでに至った道のりを教えてください。

 

大学時代、友人の影響でSNSを始めたことが大きな転機です。大学ではダンスに打ち込み、起業への意識はいったん薄れた時期もありましたが、コロナ禍で時間ができたことで、改めて自分の将来を考えるようになりました。SNSでの発信を続けるうちにフォロワーが伸び、「これが仕事になるかもしれない」と感じ始めたんです。

しかし当時は、まだその確信が持てず、就職という道を選びます。インフルエンサー採用を行っていた株式会社サイバー・バズに惹かれ、「SNSを仕事として学べる環境なら」と思い入社を決めました。実際に働いてみると、成長できる環境である反面、業務の泥臭さや人間関係など、理想とのギャップも多く感じるようになります。そこから「このまま会社員として働くより、自分で価値を生み出す側に回りたい」という思いが強くなり、新卒半年で退職を決断しました。その後は、学生の頃に所属していた音楽事務所に戻り、振付師として活動します。生活はできていましたが、「やりがい」という面ではどこか満たされない感覚がありました。

そこで、自分がこれまで一番向き合ってきたSNSを軸に、事業として勝負しようと決意し、2025年1月に独立、同年3月にNOWAY株式会社を立ち上げました。

 

——クライアント支援で、特にやりがいを感じる瞬間はどんなときですか?

 

これまでは自分自身のSNSを伸ばすことに注力してきましたが、今はその経験を活かして、クライアントの成果に向き合っています。一番嬉しいのは、支援する中で集客や採用といった事業成果にきちんと結びついた瞬間です。実際に喜んでいただけたときは、「やっていてよかったな」と心から思います。印象に残っている事例は、直近でご支援した美容エージェントの企業へのサポートです。もともとSNSは運用しており一定の成果も出ていましたが、伸び悩みや運用の停滞が課題でした。そこに弊社が入り、運用を見直した結果、LINEへの月間流入数が以前の倍以上に伸びました。施策として意識したのは、ゼロから作り直すのではなく、すでに成果が出ていた運用をベースに、「なぜそのお客様がそのサービスを選んだのか」を改めて言語化することです。理由や背景を、より分かりやすく動画で伝えていった結果、視聴者の納得感が高まり成果につながったのだと思います。

 

——貴社のチーム体制について教えてください。

 

当社は、私を含めて6名ほどの少人数チームで運営しています。(取材当時)特徴的なのは、全員が紹介(リファラル)で集まっている点です。スキルや実績ももちろん大事ですが、それ以上に「信頼できるか」「一緒に同じ方向を向いて走れるか」を重視しています。働き方としては業務委託メンバーが中心ですが、完全フルリモートにはしておらず、必要に応じて実際に会って話すことも大切にしています。顔を合わせてコミュニケーションを取ることで、クライアントへの向き合い方や仕事の温度感を揃えられると考えているからです。

 

 

——一緒に働くメンバーに求めていることは何ですか?

 

採用の軸は大きく二つあります。

一つ目は、ルールやマニュアルをきちんと守れるかどうかです。当社の仕事は、お客様と直接向き合う場面が多いため、最低限のルールやマニュアルを守れないと信頼関係が成り立ちません。メンバー一人ひとりは本当に個性豊かで素晴らしいですが、その土台として「守るべきことを守れるか」はとても大切にしています。そこさえクリアできていれば、あとは基本的に自由で、自己責任のスタンスです。

二つ目は、必要に応じて対面でコミュニケーションが取れることです。。現在のメンバーは業務委託が中心ですが、かなりの頻度で顔を合わせています。ここは「どれだけコミットできるか」という点で、非常に重要だと考えています。競合他社ではオンライン完結の体制を取っているところも多いですが、私たちは、オンライン完結だけでは成果が出にくいケースも多いと考えています。。お客様との信頼関係は、地道なやり取りや積み重ねの中で築かれるものです。そのためにも、まずは社内の結束力をしっかり高めた状態で、お客様の前に立ちたいと考えています。

だからこそ、当社では「一緒に会って、一緒に向き合えるか」を大切な基準として、メンバーを迎えています。

 

——学生時代に「やっておいてよかった」と思うことは何ですか?

 

間違いなくSNSですね。正直、これをやっていなかったら、今の仕事にはつながっていないと思います。しかし「学生は絶対にSNSをやるべき」とは思っていません。SNS自体はあくまで手段であって、目的ではありませんし、無理に「やらなきゃ」と思って始めるものでもないと思っています。実際、SNSは見た目以上に地道な作業の積み重ねですし、本当に好きじゃないと続きません。だからこそ、SNSに限らず、自分が純粋に興味を持てること、これが好きだなと思えることに没頭する方が大切だと思います。

 

——最後に、学生に向けてメッセージをお願いします。

 

先ほどの話にも続きますが、「熱中できること」に向き合ってみてください。好きなことを突き抜けてやっていれば、回り回って仕事につながることがあります。私の場合はSNSでしたし、「これなら誰にも負けない」と言えるものが一つあるだけで、それは大きな武器になります。たとえば、人と人をつなぐのが好きなら、友達同士を紹介し続けることでもいい──大事なのは「何をやるか」よりも、「自分の興味を突き抜けるくらい続けること」です。学生時代は、そういう経験を積める時間だと思います。

 

 

住廣勇樹
NOWAY株式会社 代表取締役

学生時代からSNS運用に取り組み、発信活動やコミュニティづくりの経験を積む。2025年NOWAY株式会社設立。自身の実体験をもとに、「人と人の信頼関係」や「地道な積み重ね」を重視した事業を展開。現在は、顧客との対面コミュニケーションとチームの結束力を強みに、実行力のある組織づくりに取り組んでいる。