“できない理由”ではなく“できる方法”を探し続ける——株式会社GROW
株式会社GROWは、「人の可能性を信じる会社」という価値観を大切にし、関わる人の挑戦や学びを後押ししながら、仲間とともに未来を切り拓くことを目指しています。
挑戦や成長を軸に、誰もが学び・成長できる機会を提供しているGROW。
その根底には、どんな想いがあるのでしょうか。
今回は、人事、営業として働く岡元辰弥さんにお話を伺い、会社の主な事業や大切にしている価値観、今後の展望についてお伝えしていきます。

——貴社の事業内容を教えてください。
当社は2020年4月に設立した会社で、主な事業は、SES(System Engineering Service)事業です。最近では、携帯通信事業にも力を入れています。
SES(System Engineering Service)事業=クライアント企業にエンジニアを派遣して、技術力や労働力を提供するサービス形態

——貴社のSES(System Engineering Service)事業が、他の会社と差別化できるポイントはありますか?
当社では、経験者だけでなく未経験者向けのカリキュラムを用意しています。SES(System Engineering Service)事業の基本の流れは以下のとおりです。
・約1年のカリキュラムで基礎を習得
・修了後は実務へ移行
・その後、当社で経験を積むか、フリーランスとして独立するかを選択
カリキュラムは標準1年ですが、習熟度に応じて半年〜最短3ヶ月での修了も可能です。本人のやる気に応じてスピードを調整できる点、そして案件の豊富さから学びの後すぐに実務に入れる点は大きな特徴です。
——カリキュラム修了後、フリーランスを選ぶ人は多いのでしょうか?
実際のところ、ほとんどの方はすぐに独立するのではなく当社で実務経験を積む道を選びます。現状では、フリーランスとして活動するハードルが高いと感じる方が多いためです。ただ、あくまでも本人の希望を尊重しています。フリーランスを選ぶ場合は、現状や今後のキャリアステップをしっかり説明したうえで送り出しています。
——貴社の社風や文化、働くうえで大切にしていることは何ですか?

当社が大切にしているのは、「どうせ無理」ではなく「どうやったらできるか」を考える姿勢です。失敗を恐れず挑戦するマインドが、GROWのエンジンになっています。
さらに、相手を尊重し支え合う文化があり、仲間との信頼関係が挑戦を後押ししています。
——チャレンジ精神が現れている具体的なエピソードはありますか?
代表が社員に、“経験の場”を積極的に与えてくれることです。たとえば私の業務である採用の場面では、代表から採用基準に関するアドバイスをもらうことはありますが、最終的には自分の判断で採用を決めるという“チャレンジの場”を与えてくれます。トラブルが起きてもフォローできる環境があるからこそ、挑戦の機会が与えられるのだと思います。そのおかげで、私を含む社員が「失敗を恐れず行動する」文化が育っています。
——その“チャレンジ精神”は採用基準にも反映されていますか?
採用では学歴・職歴ではなく人柄を重視しています。特に「自分から発言できる人」。
ここでの“発言”は有益な意見だけでなく、「分からないので教えてほしい」と素直に言えることも含みます。わからないまま黙るより、質問できる人の方が成長が早いためです。失敗しても、先輩からのフォローアップやフィードバックできる環境は用意しているので、一緒に挑戦し続けられる人を求めています。
——そもそも岡元さんは、どのような経緯で株式会社GROWに入社されたのですか?
私は営業や人事として働いています。そのため、プログラミングの知識はほとんどないのですが、最低限の用語を覚えて、案件探しや採用活動を担当しています。
前職も営業でしたが、年齢を重ねる中でキャリアや年収の不安を感じていました。挑戦を後押ししてくれる環境で働きたいと思い、可能性を信じて任せてくれるGROWに魅力を感じて入社しました。
——社内の雰囲気や社員の特徴を教えてください

一言で表すと、“お互いを尊重し合える人”が集まっています。
全員が仲良く、距離が近い会社とも言えます。代表との距離も近く、相談しやすいフラットな環境です。休憩中には一緒にゲームをすることもあります。
この環境を作っているのが社員同士の交流の場です。当社は年間を通してフットサルやゴルフ、BBQなどの社内レクリエーションが豊富です。忘年会では、社長賞などの表彰もあり、仕事のモチベーションにつながるだけでなく、自分や仲間が賞賛される機会も設けています。交流だけでなく、お互いを讃える時間を作ることで、ただ仲がいいだけでなく、尊重しあえる関係性を作ることを意識しています。
——「お互いを尊重し合える人」が多いと、どんな環境になりますか?
先輩後輩関係なく、知らないことは誰にでも聞き、教えてもらったことを素直に受け入れられるようになります。立場に関係なく、わからないことは素直に聞いて、高め合いながら、全員が売上などの数字を作っていくことができます。
——学生時代にやっておいた方がいいことはありますか?
学生時代には、人と話す力(意図を理解し、質問し、深掘りする力)を磨いてほしいと思います。どんな仕事でも、コミュニケーションは成果の根幹になるからです。
コミュニケーション力が不足すると、指示の理解や伝達ができず、どんな職業でもトラブルの原因になってしまいます。もし納得できない点があったときには、理由を深掘りして確認できる力は、業務を確実かつスムーズに進めるうえで大きな武器になります。
——岡元さんはどのようにしてコミュニケーション力を磨かれましたか?
私は今の会社で働き始めてから、コミュニケーション力が一気に育ったと実感しています。たとえば営業の仕事は人と話すことが大事と思いがちですが、1番大切なのは、コミュニケーションを通して信頼を獲得すること。信頼を得なければ商品は買ってもらえません。営業として、商品を売るにはまず何が必要なのかを常に考えるようになり、意識的にコミュニケーションの取り方も変わっていきました。
——これからどういった学生と出会っていきたいですか?
とにかく行動できる人と出会いたいです。「教えてください」よりも、「やってみたい」「挑戦したい」と前向きに動ける人、「営業で一番を取りたい」のような、行動を前向きに捉えている人は大歓迎です。そんな方と一緒に成長していきたいと思っています。
執筆:青木千奈(株式会社Koti)