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正解を探す就活から、自分で選ぶキャリアへ——株式会社hajimari

「この選択で、本当にいいのだろうか。」

就職活動を進める中で、そんな不安を感じたことがある学生も多いのではないでしょうか。情報があふれ、周囲の動きが見えやすい時代だからこそ、自分なりの判断軸を見つけることは簡単ではありません。迷いながら自分の将来と向き合う時間は、多くの学生にとって共通の悩みでしょう。

株式会社Hajimariは、「自立した人材を増やし、人生の幸福度を高める」というビジョンを掲げ、プロ人材と企業をつなぐ事業を軸に成長を続けてきました。ITやマーケティング、人事、財務といった専門領域で、個人の意思と企業の課題の両方に向き合いながら、新しいキャリアのあり方を提示しています。

今回は、人事として採用に携わる稲浦大将さんにお話を伺いました。新卒でHajimariに入社後、営業職や新規事業の立ち上げを経験し、現在は人と組織の側からHajimariを支えています。複数の立場を経験してきた稲浦さんの言葉には、キャリアを自分の意思で考え、選び続けていくためのヒントが詰まっています。

 

 

 

——貴社の事業内容について教えてください。

 

株式会社Hajimariは、2015年の創業以来、「自立した人材を増やし、人生の幸福度を高める」というビジョンを軸に、人材・キャリア領域で事業を展開してきました。社員数200名弱(取材当時)、累計で14以上の新規事業を立ち上げています。

事業の中核を担っているのが、専門スキルを持つプロ人材と企業をつなぐ「プロパートナーズ」事業です。中でもITプロパートナーズを軸に、エンジニアやマーケター、人事、財務など、10万人規模のプロ人材ネットワークを活かし、企業の事業成長を支援しています。正社員採用にこだわらず、必要なタイミングで、必要なスキルを持つ人材が参画する「プロ人材活用」が特徴です。

私たちが目指しているのは、単なる人材紹介ではありません。企業が事業を前進させること、そして個人が自分の意思でキャリアを選び、力を発揮できること。その両方を実現するために、企業と個人の成長に向き合い続ける存在でありたいと考えています。こうした姿勢が、これまで新しい働き方やキャリアの選択肢を生み出してきました。

 

——なぜ“独立やフリーランス”という働き方が、今求められているのでしょうか?

 

背景には、働き方の前提が大きく変わってきたことがあります。かつては正社員として一社に勤め続けることが一般的でしたが、現在では「どのように働くか」を個人が主体的に選ぶ時代になりました。

その一方で、企業側も人材確保に大きな課題を抱えています。労働人口が減少する中で、エンジニアやマーケター、人事・財務といった専門性の高い人材を、正社員だけで確保し続けることは年々難しくなっています。こうした状況の中で、専門性を活かしてフリーランスとして働く人は着実に増えています。

必要なタイミングで、必要なスキルを持つプロ人材が企業に参画するプロ人材活用は、こうした個人と企業、双方の変化に合った働き方だと考えています。正社員採用では時間を要する課題であっても、プロ人材が加わることで、事業がスピーディーに前進するケースは多く見られます。

学生の皆さんにとっても、将来のキャリアの選択肢は一つではありません。正社員として経験を積み専門性を磨く道もあれば、複数の企業に関わりながら成長していく道もあります。プロ人材活用は、そうした多様なキャリアの可能性を、より現実的なものにしていると感じています。

 

——同じプロ人材活用の領域で、Hajimariならではの強みは何でしょうか?

 

Hajimariならではの強みは、IT・営業・マーケティング・人事・財務・経営など、幅広い領域のプロ人材を一社でまとめて支援できる点にあります。

企業が成長する中では、事業フェーズごとに課題が変わります。立ち上げ期にはエンジニアが必要でも、事業が伸びてくると営業やマーケティング、さらに組織が大きくなると人事や財務の整備が欠かせなくなります。

多くの場合、課題が変わるたびに別の会社へ相談する必要がありますが、Hajimariでは一社で継続して相談できるため、事業の背景や状況を理解した上で支援ができます。企業の状況や背景を改めて共有することなく、スピード感を持って次の打ち手を考えられる点も大きなメリットです。

 

 

——Hajimariらしい組織文化についても教えてください。

 

Hajimariの組織文化を一言で表すと、「顧客に向き合う姿勢」をチーム全体で大切にしている点です。誰か一人が成果を出すのではなく、自然と周囲が関わり、同じ方向を向いて支援していきます。そういった意識が、日々の仕事の中に根づいています。

顧客にとって本当に意味のある支援は何かを、個人ではなくチームで考える。そうした向き合い方を大切にしていることが、Hajimariらしさだと感じています。

 

——Hajimariが大切にしている「チームの一体感」とは、どのようなものなのでしょうか?

 

象徴的なのは、一つの支援が形になった後の社内でのコミュニケーションです。

Hajimariでは、結果だけを共有して終わるのではなく、Slack上で支援の背景やプロセスを社内に共有します。どんな課題があり、なぜその判断に至ったのか、支援を通じて何が変わったのか。そうした流れをチームで振り返ります。

その投稿には、担当者だけでなく、周囲のメンバーや代表・役員クラスも自然と反応し、コメントやリアクションを交わします。一つひとつの支援をチーム全体で受け止め、「この仕事にどんな価値があったのか」を共有していきます。そうしたやり取りが、日常的に行われています。

もう一つ象徴的なのが、全社で行うビジョンワークショップです。役職や年次に関係なく集まり、Hajimariは何のために存在しているのか、どこを目指しているのかを改めて言葉にします。一方的に聞く場ではなく、一人ひとりが考えを持ち寄り、話し合う時間です。

こうした日々のコミュニケーションや場づくりを通じて、顧客に向き合う姿勢や、チームとして同じ方向を向く感覚が自然と育まれていると感じています。

 

 

——新卒採用で、特に大切にしている判断軸を教えてください。

 

新卒採用で私たちが特に大切にしているのは、スキルや経験よりも、その人がどんな意思決定の軸を持ち、何を原動力に踏ん張ろうとしているのかです。入社時点での能力よりも、「なぜこの選択をしているのか」を重視しています。

面接では、結果そのものよりも、その背景を深く聞くようにしています。どんな場面で迷い、何を基準に決断したのか。うまくいった経験だけでなく、うまくいかなかった経験も含めて、その人の判断や向き合い方を見ています。

Hajimariに合うのは、正解を探すよりも、自分なりに考え、選び続けられる人です。一方で、明確な指示がないと動きにくい人や、頑張る理由を環境や周囲に求めてしまう人には、合わない部分もあるかもしれません。自分の意思で選び、その選択に責任を持って前に進める人にとっては、大きく成長できる環境だと思います。

 

——Hajimariでは、どのようなキャリアを描けるのでしょうか?

 

Hajimariでは、決められたキャリアのレールが用意されているわけではありません。その分、自分の意思や志向に合わせて、柔軟にキャリアを描いていける環境だと思います。

新卒入社の場合、まずはCA(キャリアアドバイザー)やRA(リクルーティングアドバイザー)といった役割を担い、現場で顧客やプロ人材と向き合うところからスタートします。実務を通じて、人や事業への理解を深めていくことを大切にしています。OJTを中心に、1on1やメンター制度を通じて、日々の悩みやキャリアについて相談できる機会も設けています。

私自身も、一つの職種にとどまらず、役割を変えながらキャリアを歩んできました。縦に専門性を深める人もいれば、横に領域を広げる人、斜めに新しい挑戦をする人もいます。そうした選択を前向きに受け止める文化があることは、Hajimariの特徴だと思います。

レールがないことに、不安を感じる人もいるかもしれません。ただ、Hajimariではそれを「放任」ではなく「自由度の高さ」と捉えています。自分で考え、選び続けるからこそ、納得感のあるキャリアを主体的に築いていける環境だと感じています。

 

——これから社会に出る学生に、伝えたいメッセージを教えてください。

 

これから社会に出る皆さんにお伝えしたいのは、「自分の意思で決めること」を大切にしてほしい、ということです。正解を探し続けるよりも、自分で選び、その選択を正解にしていく姿勢のほうが、長い目で見て大きな力になると思います。

学生のうちは、失敗してもやり直せる時間があります。だからこそ、何かに本気で没頭する経験をしてほしいです。部活動でも、アルバイトでも、インターンでも構いません。自分なりに考え、工夫し、結果に向き合った経験は、社会に出てから必ず支えになります。

また、できれば「成果に対して対価をもらう経験」をしておくこともおすすめします。自分の働きが誰かの役に立ち、その価値としてお金をいただく。その実感は、仕事に対する向き合い方を大きく変えてくれます。

キャリアに唯一の正解はありません。大切なのは、誰かが決めた道をなぞることではなく、自分で選び続けることです。その覚悟を持って一歩踏み出せば、どんな道でも意味のあるキャリアにできます。皆さんが、自分らしい選択を重ねていけることを、心から応援しています。

 

 

稲浦 大将
株式会社Hajimari 新卒採用責任者

高校時代に甲子園へ春・夏連続出場。法政大学法学部に進学し、大学3年時には友人と教育事業を立ち上げる。

2020年4月、株式会社Hajimariに新卒入社。入社1年目はITプロパートナーズ事業部にてエージェント業務と新卒採用責任者を兼任。半年後にユニットリーダー、1年後にはチームリーダーへと抜擢され、メンバーのマネジメントを担う。

3年目にはITプロパートナーズ事業のマネージャーとして営業組織の強化や新規事業の立ち上げに携わる。現在は株式会社Hajimariの人事マネージャーとして、本部全体の採用機能や全社の新卒採用を中心に組織強化を推進している。