株式会社SAKURUG

株式会社SAKURUGは東京都渋谷区に拠点を置き、IT・人材の分野での事業を展開していいます。会社のビジョンや新卒に求める人物像、入社後のイメージなどを、採用担当の軍地恵里子さんにお聞きしました。

 


――御社の事業内容について、ご紹介をお願いいたします。

 

当社はITと人材の2つの事業をメインとしています。ITでは2012年の創業当初からシステム開発やWeb制作、デザイン、人材調達を通してDX化を支援するQDXコンサルティング事業に取り組んでおり、システム開発・クリエイティブ・コンサルティングが一体となったスタイルで、企業の課題を解決しています。

人材面では「Sangoport」というサービスを運営しており、育児や介護などで働き方に制限がある方と、人材不足の企業のマッチングをメインに行なっています。採用支援にとどまらず、活躍人口を増やすための組織への支援も行なっています。

 

――貴社の社風や文化、働く上で大切にしていることを教えてください。

 

「ひとの可能性を開花させる企業であり続ける」。これは私たちが最も大切にしているビジョンです。創業当初はビジョンが定まっておらず、向いている方向がそれぞれ異なっている状態のこともありました。2017年の2月にこのビジョンと、行動指針となる7つのカルチャーを置き、社内への浸透をはかったことで、全員が同じ方向を向けるようになりました。

現在SAKURUGで働いているメンバーの人柄を一言で表すと、「成長意欲×ホスピタリティ」です。

 

――ビジョンの「ひと」とはどんな方のことを指すのでしょうか。

 

クライアントや協力企業はもちろん、社員と社員の家族など関わるすべてのひとを指します。

QDXコンサルティング事業では、システム開発やアプリ開発などで、クライアントの目標・目的達成に伴走し、さらにクライアントの可能性を広げていきたいと考えています。DXできる部分はやりつつも、人にしかできない領域というのはあると考えており、Sangoport事業による採用支援、組織支援を通じて働く人の可能性を広げたいと考えています。

事業以外での取り組みも行っており、現在は地方や子供、学生の可能性を広げるものがあります。高校生向けインターンシップ「チェリスタ!」では、高校生の長期休みの時期に当社オフィスにてプログラミングやデザイナーの仕事、事業立案を学べます。新しい知識・視野を得ることで大学の選択肢、ひいては職業の選択肢も広がります。

 

 

――「この会社で働く価値・おもしろさ」はどこにありますか?

 

SAKURUGは社会貢献と利益追求のどちらも重視し、両立させることを目指しています。「社会貢献」というとボランティアのようなものを想像するかもしれませんが、私たちはビジネスを通して社会課題を解決することに取り組んでいます。事業を通じて組織の支援、人の支援をすることで働きやすい人が増える、ということもその一つです。

また、事業で生み出したお金を使ってインターンシップを開催することは、若手の可能性を広げることにも繋がります。

より広い範囲で持続的に「ひとの可能性を開花させる」ためには、お金を生み出し、できることを増やしていくことが重要です。

それは個人単位でも同じで、SAKURUGメンバー一人ひとりができることを増やすことで可能性開花の範囲を広げていくと考えています。

そのような価値観をもとに環境づくりをしているので、個人の成長もしながら、一緒に会社を伸ばしていきたい人に選ばれるような会社になっているのだと思います。

 

――若手社員に期待することはなんでしょうか。

 

「瞬発力」「期待を超える」「失敗からの切り替え」。これは1年目の研修のキーワードでもあり、スタートの時に大事にしてほしい価値観だと考えています。

「瞬発力」「期待を超える」は、例えば「こういう風にやってみたら?」と勧められたら、すぐやってみる…といったことです。

当社には中途採用も含め、さまざまな経験やスキルをお持ちの方がいますが、「すぐやる」というのは新卒のメンバーでもできることです。業務そのもののスピードではなく、取りかかるタイミングを早くするだけで、期待値を超えられることもあると思っています。

「失敗からの切り替え」は、前の2つにつながります。手を挙げてまず何かをやってみて、失敗することも必ずあります。しかし、失敗したあとにどうするか。前向きに切り替えて取り組み、その失敗を糧にして成功に導けるように動けるかが重要だと考えています。

 

 

――3年目、5年目、10年目で描けるキャリアのイメージを教えてください。

 

具体的な例を挙げて説明します。3年目では、プレイヤーとしてもトップ成績を出しつつ、事業のチームリーダーとして事業全体の数字作りに関与しているメンバーがいます。また、新人賞をきっかけに新規事業を立ち上げ、5年目のタイミングで執行役員CHROに就任し、事業と組織をリードしているメンバーもいます。

当社は2012年創業のため、10年目の社員が入社した2016年当時は創業期で「全員でなんでもやる」という状態でした。営業担当が請求書も作成していた中、バックオフィス部門を分離するタイミングでその担当になった社員が、現在はコーポレート本部長としてコーポレート機能全体の統括と、上場準備を担う担当になっています。

 

――新卒採用について教えてください。

 

例年複数回のインターンを開催しており、秋ごろから本選考が始まります。インターンからの選考直結ルートも用意しています。

 

――社内の特徴的な制度が何かあれば教えてください。

 

「みらい会議」といって、全社社員が年次問わず参加できる、会社の未来について話すオンラインミーティングがあります。「SAKURUGとしてどういう未来を作っていくか?」を軸に、事業や制度に関してブレストします。

また、新卒中途問わず入社後に定期的に代表との1on1があり、直接代表との意見交換や、新しい提案などをする機会が設けられています。

また、「抜擢人事」という制度があり、「こういう役割があれば企業としてもっと早く成長していく」というポジションを明示し、興味がある人に手を挙げてもらいます。応募したメンバーは、いくつかのグループに分かれて月1回のトレーニングを行い、実際にその中から新しいポジションに異動する可能性もあります。

あとは定期的に社内の勉強会を行なっています。メンバーが課題を持ち寄り、職種横断でインプットを行う機会にもなっています。

 

 

――SAKURUGの今後の展開を教えてください。

 

私たちは今後、10事業30拠点の展開を目指しています。「可能性の開花」を軸にして考えると、教育という観点がビジョンとの親和性が高く、今後ITプログラミング教育などに力を入れていきたいとも考えています。代表の遠藤はアフリカでプログラミング教育の事業を立ち上げることを考えており、国内のみならず海外にも事業展開をしていく予定です。

すでに実際に新卒メンバーが事業や拠点立ち上げに抜擢されている実績もあります。特に「ひとの可能性開花」「教育」「海外」「人材」「地方創生」に興味があり、事業づくりや組織づくりに挑戦したい方のエントリーを待っています。

 

 

――最後に、学生へのメッセージをお願いいたします。

 

SAKURUGは会社として社会貢献と利益追求をしていきたいと考えています。個人にそれを落とし込むと、チームやお客様への貢献をしながら自分自身の成長もしていきたい、また事業づくりや会社を大きくさせることにワクワクする方は、当社に非常にマッチしているのではと考えています。

特定の分野で「これがやりたい」というよりは、なんとなくビジョンに共感している、まだまだ見えていないことが多いけど、それを楽しめるという方には、ぜひ応募していただきたいと考えています。一緒に新しい可能性を開いていきましょう。

 

■ 軍地恵里子

2021年に新卒で株式会社SAKURUGに入社。営業を経て採用に異動し、現在は採用・組織戦略や事業戦略に関わる。年間およそ2,000人の学生や転職活動中の求職者と面談しながら、「活躍」をテーマに社内の組織作り、事業戦略にも取り組んでいる。

学生時代は早稲田大学スポーツ科学部で社会学を専攻。