株式会社L&E Group

株式会社L&E Groupは2011年7月に創業した、マーケティングとテクノロジーの力を使い、顧客の課題を解決するITベンチャー企業です。L&E Groupの事業や、この会社で働く魅力、やりがいなどを、執行役員・人事本部長の釘宮悠太さんにうかがいました。

 


――事業内容のご紹介をお願いします。

 

当社では、マーケティングとテクノロジーの力を使い、企業の課題に合わせたオーダーメイドで顧客の課題を解決しています。成果報酬型広告のマッチングプラットフォーム「Link-AG」を中核事業として、その周辺領域で新規事業の立ち上げを積極的に行っています。

 

――主なサービス・プロダクトについて、概要も含め教えてください。

 

メイン事業である「Link-AG」は、成果報酬型マーケティングのプラットフォームサービスです。「ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)」と呼ばれ、主に広告主・ASP・メディアパートナー・消費者の4つのプレイヤーで構成されるビジネスモデルです。

Link-AGの強みは、限られたメディアパートナーのみが登録できるクローズドASPだからこそ実現できる高単価報酬と信頼性です。クライアントの課題に合わせたマーケティング戦略立案から実行、さらには出資まで行うなど、一気通貫の支援を行っています。

 

 

――新規事業としては、どのようなものがありますか。

 

新規事業には、マーケティングに関する計測システムやツールの開発のほか、不動産に関する事業などもあります。空き家問題は社会的な問題となっており、主に売り手と買い手の仲介が難しいことも問題のひとつです。DX化があまり進んでいない不動産領域で、当社のデジタルマーケティングのノウハウを使い、空き家再生ビジネスに活かすことを目的として立ち上げました。今後マーケットは確実に伸びると言われていますが、収益性がそこまで高くないため、大手が参入しにくい分野とも言われています。当社の持つノウハウで事業を広げていければと考えています。

 

――貴社の社風や文化について教えてください。

 

ウェットすぎず、ドライすぎない雰囲気だと思います。落ち着いたカルチャーでありながらも、ランチや部活などもありメンバー間の交流も活発です。全社の学びを共有し合うチャットグループがあり、若手メンバーが読んだ本を共有したり、本の内容のまとめを投稿したりすると、上司が必ずそれに対してフィードバックしています。若手は学びを習慣づけし、経営陣はそれを全力でバックアップする、という環境です。

 

――新卒採用について教えてください。

 

新卒採用ではビジネス総合職とエンジニア職での募集を行っていますが、どちらを入り口として入ったとしても、ジョブローテ式にさまざまな職種を経験していただきます。

インターンは1dayインターン、3daysインターンなどをさまざまなテーマで開催しています。

 

 

――採用にあたり重視しているポイントを教えてください。

 

現状当社では、正社員1人あたり2億円ほどの生産性があります。この生産性を落とさず、企業として拡大していくことが目標です。それにあたって、ハイポテンシャル層にターゲットを絞って採用しています。通常だと当社ぐらいの規模では中途採用、スキル重視の採用をすることが多いですが、当社では現状のスキルではなく、「中長期的に見て、その人材が出せる最高点数」、すなわち「高いポテンシャルを持っているか」ということに重きを置いて採用を行っています。

そういった人材はすでに企業に囲いこまれ、中途採用のマーケットには出てきにくい傾向にあります。逆に新卒マーケットにはポテンシャルを秘めた人材が多くいるため、新卒採用を重視しています。現状では新卒採用・長期インターンを合わせて年間10〜15名ほどの採用を行っています。

 

――「高いポテンシャルを秘めた人材」の見極めは、どのように行っていますか。

 

当社の新卒採用は、夏のインターンからスタートします。インターンは1day、3daysなどさまざまな形式がありますが、各チーム、各部署のエースを選抜し、実際に業務と同じ環境でワークに取り組んでもらいます。人事部のみならず、全社をあげて採用に取り組み、志望者の適性を見極めていきます。インターンや面接を合わせると、内定を出すまでに7〜8回以上の接点を持っています。

 

――「この会社で働く価値・おもしろさ」はどこにありますか。

 

少数精鋭の組織の中で、圧倒的な裁量を持って経験を積める環境があります。新卒で入社した方には、まずはクライアントと接するセールス、マーケティングコンサル、運用改善から担当してもらいます。

はじめは上司の打ち合わせに同席し、議事録を取りながら、知らないワードを学び、知識を吸収してもらいます。1年目の社員でも後半からは1人でクライアントとのミーティングに臨めるようになり、月間数千万の成果を出す社員もいます。

 

 

業務ごとにセクションを設けるのではく、クライアントに対して責任を持ってさまざまな対応を行います。幅広い領域で高度な知識を有し、個として自立したビジネスパーソンを目指せます。

さらに、さまざまな経験から得たビジネス知識をもとに、新たな新規事業を創出する「事業家」を目指せる環境もあります。実際に新卒4年目の社員が、先ほどお話しした不動産の新規事業の立ち上げを責任者として任された事例などがあります。

 

――3年目、5年目、10年目で描けるキャリアのイメージを教えてください。

 

3年目ではマネージャー・プロジェクト責任者として、チームの統括にあたります。5年目には新規事業の創出とその責任者として運用にも関わっていきます。10年目には、役員や子会社社長として企業全体の経営の意思決定に関わるイメージです。

もちろんこのキャリアパスよりも早くボードメンバーとなるケースもあります。私は先日、新卒採用で入社した社員として第一号の役員となりました。

入社から2年間は、先ほどお伝えしたようにクライアントに向き合う現場のメンバーとして、セールス、コンサル、マーケティングを担当し、50社ほどを支援しました。現場の経験を積んだ上で人事部に移動し、はじめは新卒採用の統括を担当しました。その後3年目に人事部長になり、採用全体の統括、人事育成、研修プログラムの管理、1on1、人員配置の戦略など、人事全般の業務を担当しました。

人事部長になったタイミングで、各部門長が出席する週1回の経営会議にも出席し、毎週経営層と意見を交わしてきました。そして5年目の8月に役員を拝命し、現職になります。

 

 

――全社で生産性が高く、成果を出し続けていますが、メンバーはどのような働き方をしているのでしょうか。

 

当社の勤務時間は1日7時間半で、9時半始業、18時が定時です。ユニークな制度として9時までに出社すると朝ごはんが支給される制度があるため、私は8時半に出社しています。始業時間より早く出社した場合にも残業がつきます。19時に仕事を終わらせて帰ったとすると、これですでに残業時間がトータルで2時間です。全社の平均残業時間は40時間ほどですが、決して「働きすぎ」という感じはしていません。

生産性を上げること、効率化に対しては「執念」と言えるほどの熱意で取り組んでおり、電話対応を外注、AIを使って議事録を自動化するなど、様々な雑務の効率化を行っています。

もちろん、成長意欲があり「とにかく今は働きたい!」というメンバーがいれば、受け止める土壌もあります。ただクレドとして「心身の健康がすべてのベース」と設定していることもあり、社員の健康に関してはお互い、特に上司が気を配るようにもしています。

 

――改めてどのような学生に応募してほしいなど、メッセージがありましたらお願いいたします。

 

まずは、シンプルにビジネス好きな方は、楽しみながら業務に取り組めると思います。当社のクライアントは業種、業界も多岐に渡ります。クライアントの事業を伸ばすためには、業界への知識も必要です。業務を通してさまざまな企業の事業を伸ばす経験を積むことができ、毎日新たな知識を得られる刺激的な環境があります。

また、AIの台頭など時代の変化に不安を抱えていて、変化対応力を若くして身につけたい人、成長意欲の高い人にぜひ応募していただきたいと考えています。圧倒的な生産性をもって、ビジネスを動かす力を身につけていきましょう。

 

◾️釘宮悠太

執行役員 人事本部長

九州大学大学院工学府修了後、2021年に株式会社L&E Groupに新卒入社。メディア向け営業コンサルチームにて、累計50サービス以上のマーケティング支援を経験。入社2年目に人事部の新卒採用責任者に抜擢され、社内準MVP受賞。入社3年目に人事本部長に就任し、全社MVP受賞。入社5年目に執行役員に就任。
人材採用全般(新卒・中途・長期インターンなど)・採用広報・人材育成・組織戦略策定、など人事領域全体の統括を担っている。