広告では終わらない。“事業をつくる”SNSマーケティング集団——株式会社ナハト
SNS×成果報酬型マーケティングで急成長を遂げるナハト。企画・制作から運用・改善までを自社で担う“実行力”を強みに、D2C(Direct to Consumer)や新規事業を次々と生み出しています。2018年の売上3億円から2022年には127億円へと、大幅な成長を実現。若手がスピード感を持って挑戦できる環境も、大きな特徴のひとつです。
今回は、急成長の裏側にある組織づくりや採用の考え方について新卒採用部・部長の岩崎陵架さんにお話を伺いました。


——貴社の事業内容について教えてください。
ナハトはSNSを主軸としたマーケティング事業と、自社ブランドによるD2C事業など多方面に展開する企業です。広告領域では、SNS広告・インフルエンサー広告を中心に、成果報酬型を強みに、クリエイティブ制作から運用・改善までを一気通貫で支援。単に広告を配信するだけでなく、事業成長まで見据えた”〜Profitable Marketing〜 利益に繋げるマーケティング”を提供しています。
また、広告事業で得た知見を基盤に、メーカー視点でブランドを育てるD2Cブランド開発にも注力しています。代表ブランドの一つ「Cleo’s Beauté(クレオズボーテ)」では、女性向けのヘアケア商品を展開。商品企画・OEM(製造委託)・PR・LTV(顧客生涯価値)設計までを自社で手掛けています。
また、スマホアクセサリーの「magpic(マグピク)」など、SNSとの相性が高い分野でも事業を広げています。
加えて、リセール事業や不動産事業、新規事業のMVP(Minimum Viable Product)開発、グループ子会社を通じた広告領域の拡張など、SNSで培ってきた強みを活かした多角的な事業創造を加速させています。
——SNS×成果報酬型マーケティングで他社と異なる強みは何ですか?
ナハトの最大の特徴は、SNSを活用したアフィリエイト広告を「自社運用」している点にあります。多くの企業がSNS広告やインフルエンサー施策を外部に委託する中、ナハトは制作から運用・改善までをすべて自社で完結させています。
担当者がリアルタイムで数字を見ながらクリエイティブや出稿設計を調整できるため、PDCAのスピードと精度が高く、成果に直結しやすいのが特徴です。
成果報酬型の広告でありながら、どんな仮説を立て、どんな改善を行ったのかをクライアントに示せる“説明責任を果たせる運用スタイル”も、ナハトならではの強みです。

——貴社の社風や文化、働くうえで大切にしていることは何ですか?
ナハトの文化を一言で表すなら、「楽せず楽しむ」です。短期的な楽しさではなく、努力や葛藤、挑戦を乗り越えた先にある“仕事としての楽しさ”を大切にしています。
その背景には「金曜日を楽しむだけでなく、月曜日からも楽しめる組織でありたい」という考え方があります。華やかな週末だけでなく、平日も仲間と学び合い、挑戦し続ける過程そのものを楽しめるチームでいよう、という価値観です。
また「仲間と勝ち続ける」というPhilosophy(フィロソフィー)のもと、成果のためには遠慮せず意見を交わし、本音でぶつかるコミュニケーションを推奨しています。だからこそ、普段からプライベートでもよく会うほど距離が近く、自然とInstagramのストーリーズにもメンバー達の姿が日常的に登場します。
仲間思いで、部活のように全力でぶつかり合いながら成果を追い続けることは、働くうえで大切にしている価値観です。
——メンバー同士のつながりが強いと言われるのはなぜですか?
メンバー同士のつながりが強いのは、「成果に直結する関係性づくり」を会社として重視しているからです。
遠慮なく意見を言い合える深い関係性があってこそ、回りくどい確認や調整が減り、最短距離で成果に向かえる——その“合理性”をメンバー全員が理解しています。

そのための仕組みとして、部署をまたいだ交流制度も整えています。ランチを通じて縦横のつながりをつくる「フレカ制度」、社長や役員と少人数で語り合う「役員飯」、入社時期の近い先輩と役員が定期的に食事をする「新撰組」などです。
さらに、原則対面の勤務スタイルもあり、仕事も遊びも全力で楽しむ空気感が、自然と強いつながりと高い成果を生み出しています。
——若手が早期に活躍できる環境はどのように作られているのですか?
ナハトで若手が早期に活躍できる最大の理由は、役割やチャンスが構造的に増え続けている組織フェーズにあります。中途社員が毎月10〜15名ほど入社するほど組織が急拡大しており、SNS広告・D2C・新規事業・子会社など、事業の幅も急速に広がっています。
その分、リーダーやマネジメントのポジションが次々に生まれ、年次に関係なく成果と意思次第で挑戦できるのが特徴です。
新卒社員であっても、クリエイティブ制作やSNS広告運用、マーケティングプランナー、新規事業の推進など実務の“打席”に早期から立つことができます。内定後インターンで社員と同等の業務に携わるケースもあり、入社前から実戦を通じて成長していく環境です。
挑戦の機会が豊富で、そのプロセスがきちんと評価される。
この2つが揃っていることが、若手を一気に成長させる土台になっています。
——どのような学生にナハトで活躍してほしいと考えていますか?
ナハトが求めるのは、指示を待つのではなく、自らキャリアを切り開く主体性を持った学生です。組織が急速に拡大する中で、正解がない課題に向き合いながら、自分の判断で前に進める力がとても重要になります。
とくにナハトでは、活躍する人材の特徴として4つの力を明確にしています。
・課題発見力:まだ言語化されていない“気づき”を見つけられる力
・目標設定力:理想と現状の差分を把握し、着実に前進できる力
・巻き込み推進力:チームを動かし、成果までたどり着ける力
・当事者意識:自分の仕事を“オーナーシップ”を持ってやり切る姿勢
AIが多くの業務を代替できるようになっても、「何が課題か」を見抜き、「どこまでいけば理想に近づくのか」を描ける力は、人にしか担えません。見えない課題を言語化し、自分で目標を設定してPDCAを回せる学生は、入社後も大きく成長していきます。

——学生に対してのメッセージをお願いします。
成長したいと願う学生に伝えたいのは、「挑戦には逆張が必要」ということです。周りが良いと言うから、なんとなく自分も選ぶ──そんな“平均的な選択では、大きな成長は得られません。やりたいことがあるなら、常識よりも自分の意思を優先してほしいと思います。ときには逆張りだと言われるような決断こそ、最大の挑戦になります。
そのうえで、日常のあらゆることに「なぜ?」を持ち続けてください。小さな疑問でも深掘りしていくと、そこには必ず理由や構造があります。課題発見力は、この「なぜ思考」の積み重ねでしか鍛えられません。
そして、まだ準備が整っていなくても、打席に立つ機会には飛び込んでほしい。無茶ぶりに見えるようなチャンスほど、自分を最速で成長させてくれます。
就活は、人生で数少ない「逆張りできるタイミング」です。他人の尺度ではなく、自分の意思で未来を選び取ってください。
◼︎岩崎陵架
人事戦略本部 新卒採用部 部長
大学卒業後、大手飲食チェーン企業に就職。店舗責任者などを経て人事部に異動し、人材開発を担当。2017年、親会社に転籍し、人事企画担当として新卒採用や早期離職防止などを経験。2021年、ナハトに入社し、人事戦略本部新卒採用責任者を務める。
執筆:ツナカレメディア編集部