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文武両道と自主性を大切に、部員一人ひとりの「居場所」をつくるチームへ——北海学園大学ソフトテニス部

「文武両道」と「自主性」を活動の軸に掲げる北海学園大学ソフトテニス部。男子は北海道一部リーグへの昇格、女子は一部リーグでの入賞を目標に、週2日の全体練習を中心に活動しています。インターハイや全国選抜など、全国大会を経験した選手が複数おり、それぞれの知識や練習方法を共有しながら、部全体の競技力向上に取り組んでいます。勝利を目指すだけでなく、部員一人ひとりにとって居場所となる部活動にしたいという思いも大切にしています。学業や資格取得と両立しながら競技に向き合う部員が多いことも、この部の特徴です。今回は、主務を務める岩橋真翔さんに、チームの強みや課題、学業との両立について伺いました。

 

 

——北海学園大学ソフトテニス部について概要を教えてください。

 

私たちの部は、文武両道と自主性を大切にして活動しています。大学は良くも悪くも自由に動ける分、社会に出てから必要になる行動力を身につけたいと考えています。競技面では、男子は北海道の一部リーグへの昇格、女子は一部リーグでの入賞を目指しています。部員は40人ほどで、平日は自主練習、土日に全体練習をしています。

春のリーグ戦では、男子が2部リーグで優勝しました。ただ、昇格をかけた入れ替え戦で敗れ、2部リーグ残留となりました。女子は一部リーグで4位となり、惜しくも入賞には届きませんでした。個人では力のある選手がそろっているので、ここからチーム全体の力を伸ばしていきたいです。

 

 

——チームの強みは何ですか?

 

私たちの強みは、全国大会を経験した選手が複数いることです。私を含めて5人が全国大会の経験者で、私の学年には強豪校の出身者が3人います。上級生の各学年にも経験者がいて、それぞれが持つ知識や練習方法をチームに還元しています。個人の力があるからこそ、その経験をチーム全体の土台づくりにつなげられると考えています。

 

——経験者の知識はどのようにチームへ広げていますか?

 

経験者が高校時代の練習メニューを持ち寄り、効果があったものをチームで取り入れています。たとえば、最初に試合形式を行い、そこで出た課題を練習で詰める方法や、基礎に立ち返る習慣づくりです。

声かけも意識していて、自分のペアだけでなく、練習相手にもアドバイスを伝えています。感覚で終わらせず、体の使い方を言葉にして後輩へ伝えることも大切にしています。例えば、フォアストローク、つまり利き手側で打つ基本的なショットであれば、肘の使い方や、どの位置で当てれば力が伝わるのかを理由とあわせて説明しています。なぜそうするのか、どんなメリットがあるのかまで言葉にすると、後輩も納得して取り入れやすくなると感じています。

練習全体の雰囲気づくりも、経験者が率先して担っています。こうした関わりは私だけでなく、ほかの経験者も自然にやってくれています。

 

 

——チームが抱えている課題は何ですか?

 

課題は、個人の力をチーム全体の力につなげきれていないことです。全体練習が週2日のため、土日に試合形式を行うと、競技力の高い選手同士で組むことが多くなり、競技経験や実力の異なる選手同士で取り組む機会が少なくなります。

競技面だけを考えれば、強い選手がさらに力を伸ばすことも大切です。ただ私は、部活動を部員みんなの居場所にしたいと考えています。勝つことに加えて、みんなで楽しむことにも力を入れたいので、その両立が難しいと感じています。

 

——チームの運営面ではいかがですか?

 

幹部の4人に業務が集中していることが課題です。私たちの代はまだ事務作業に慣れていないこともあり、ユニフォームの手配や春の手続きで慌ただしくなることがありました。今後は幹部以外の部員にも役割を分担し、一人ひとりが責任感を持って取り組める体制を整えていきたいです。

資金面では、大会参加費やボール、ユニフォーム代が実費となっているため、負担が大きいという課題があります。こうした背景から、現在は外部からの支援やスポンサー獲得についても検討しています。支援を受けることができれば、その期待に応えようという意識が生まれ、結果として部員のモチベーション向上にもつながると考えています。

 

 

——練習は週2日とのことですが、どんな環境で取り組んでいますか?

 

全体練習は土日の週2日で、平日は自主練習にしています。北海学園大学には昼間部と夜間部があり、夜間部の部員は土曜日に講義が入ることもあるため、平日に練習できる形を残しています。

全体練習の頻度を抑えることで、学業や資格取得、アルバイトと両立しながら参加しやすくしています。少ない全体練習だからこそ、一回ごとに高いモチベーションで臨めているとも感じています。

 

——他大学との交流も活発だそうですね。

 

私たちの部は気さくな雰囲気で、他大学とも親しくしています。練習試合は、一部リーグ上位の大学と組むことが多いです。個人でレベルの高い選手にも来てもらい、直接アドバイスをもらっています。

練習試合は、試合だけで終わると交流が浅くなりがちです。私は積極的に話しかけ、得たことをチームに持ち帰るよう意識しています。

 

 

——学業との両立はどうしていますか?

 

私自身は公認会計士の資格取得を目指していて、平日も週末も、勉強の時間を多く確保しています。だからこそ部活を自分の楽しみの場と捉え、平日に勉強を頑張って、週末に仲間と会い、競技に向き合う時間として取り組んでいます。

部員には、就職を見据えて資格取得に励む人や、平日にアルバイトをして土日の部活に力を入れる人もいます。それぞれが将来を考えながら、テニスでは一部昇格を目指すという形で両立しています。

 

——大学でのソフトテニスを通じて学んだことはありますか?

 

タイムマネジメント力が身についたと感じています。高校時代は強豪校にいたため、学校以外の時間はほとんどテニスに使っていました。大学では全体練習が週2日に限られているため、短い時間でどう上達するかを考えるようになりました。

資格の勉強が忙しくなってからは、時間が取りづらくなりましたが、その分、時間の使い方を工夫するようになりました。講義が夕方にある日は午前中に自主練習を行い、平日にできなかったときは土日に部活へ参加するなど、限られた時間の中で調整しています。

 

 

——いつも応援してくださっている方々へのメッセージをお願いします。

 

日頃から応援・サポートしてくださっている皆さまに、心より感謝申し上げます。私たちは支えていただくだけでなく、結果や姿勢、活動の発信を通して恩返ししていきたいと考えています。日々の活動を通じて、社会に出てからも役立つ力を磨いています。この努力をしっかりと形にできるよう、これからも力をつけていきます。

入部を考えている方には、経験者が多く、質の高い練習ができる環境であることを伝えたいです。高校時代に名前が知られていなかった選手も成長していますし、未経験から始めた部員もいます。週2日の練習だからこそ高いモチベーションで集まり、部活動を楽しいと感じられる場所です。競技に本気で向き合いたい人も、大学生活の中で居場所を見つけたい人も、ぜひ一度練習を見に来てください。