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【就職活動に活かす】メーカーの業界研究を実施するポイント

メーカー就職希望で業界研究をはじめたものの、範囲が広すぎて業界研究を実施するのに困る場合があるでしょう。特に、学業やアルバイト、サークルなどで忙しい学生にとって効率的に業界研究を進めることが大切です。

 

本記事では、メーカーの業界研究を効率的に行うためのポイントを解説します。フェーズごとに説明しているので参考にして就職活動に活かしましょう。

 

 

効率的にメーカー業界研究を実施するポイント

メーカーの業界研究を効率的に進めるためには、メーカーの全体像を把握した上で仕組みと動向を把握する必要があります。次のポイントを通して業界を全体的に把握しましょう。

 

  • メーカーの分類を把握する
  • 主な企業のバリューチェーンと市場規模をチェックする
  • 競合業界と比較する
  • メーカー業界の動向を把握する

 

 

1. メーカーの分類を把握する

メーカーは、ビジネスモデルや扱う商品によって、複数の分類に分けられます。例えば、食品メーカーや住宅メーカー、自動車メーカーなど複数のメーカーが挙げられます。大きくわけると、次の4つにわけることが可能です。

 

  • 加工メーカー
  • 部品メーカー
  • 素材メーカー
  • 自社で全てを行うメーカー

 

加工メーカーとは、他のメーカーに作ってもらった素材や部品を加工することが特徴です。製品になる直前であるため、CMでよく見られるメーカーが多く、主にBtoCの形が一般的です。また、部品メーカーは、電子部品や自動車に使う精密部品などを製作するメーカーです。自動車や医療品など大手企業の系列企業も多く含まれており、ほとんどがBtoB型のビジネスとなっています。

 

素材メーカーは、紙や鉄、繊維など様々な製品の原材料を生産しているメーカーです。受注生産であることが一般的で、海外進出をしている企業が多い傾向にあります。自社で全てを行うメーカーとは、素材や部品の生産から、加工までを行うメーカーのことです。医薬品や化粧品はこの形が多く、直接消費者に販売しているBtoCがメインですが、BtoB型のメーカーもあります。

 

 

2.主な企業のバリューチェーンと市場規模をチェックする

バリューチェーンとは、それぞれのメーカー(企業)が業界全体の中でどのようなバリュー(価値)があるのか、その仕事の流れを示すものです。バリューチェーンとは、原材料を調達してから、開発、生産、販売、アフターサービスまでの流れを指すことが一般的です。

 

メーカーは、この中で、開発や生産を行うことが多く、一部のメーカーは直接販売まで行っています。そのため、希望するメーカーがどのようなバリューチェーンを持つのか把握することが重要です。面接では「なぜこの企業を選んだのか」といった質問をされます。その際、どのフェーズのバリューチェーンに特化しているのかを把握していれば、より深みのある回答ができます。

 

さらに、希望するメーカーの市場規模も将来性を考える上で重要な要素です。市場が今後5年、10年と拡大傾向にあればキャリアアップの機会があるでしょう。現在すでに大きな市場規模にあるメーカーは今後の大きな市場拡大は難しいかもしれません。しかし、高いシェアがあれば安定した採用を展開している可能性があります。

 

 

3.他業界と比較する

メーカー業界での業務をより深く把握する方法として、他の業界と比較するのも効果的です。例えば、メーカーと商社を比較すると、製品や製品に必要な部品、素材を製作するメーカーと流通を担う商社とでは大幅に業務内容やキャリアパスが異なります。メーカーと商社を比較した上で商社が気になった方は、「商社の業界研究ポイントとは?就職活動に活かすために」をご確認ください。

 

また、メーカーは製品や製品に必要なものを製作するため、成果が明確です。サービス業やコンサル業のように目に見えない商品を扱う業界と比較すると違いが見られます。このように他業界と比較して、自分が本当にメーカー業界に合うのかどうかを判断しましょう。

 

 

4.メーカー業界の動向を把握する

メーカー業界全体的に現在の動向を分析することで、業界や企業の将来性を見出す必要があります。製品を作る立場のメーカーは市場の変化や技術革新といった外部環境に大きく影響されます。そのため、業界レポートやニュース、セミナーなどで環境規制や消費者の動向の変化といった社会的、経済的な動きのチェックが重要です。社会や経済の動きがどのようにメーカーの動向に影響するのかも分析が求められます。

 

また、業界内での「AI導入による生産性向上」「DXの推進化」などといった話題の確認も動向を把握する上で重要です。例えば、動向に関連する要素を分析できていれば、面接の逆質問の時間に、「御社はAI導入による生産性が求められる中で、どのような取り組みをされていますか」と具体的な質問ができます。

 

 

メーカーを深堀する業界研究を実施するポイント

メーカーの基本的な情報を収集、分析できたら次に志望企業を深堀していきましょう。自分の合ったメーカーについて、次のポイントで効率的に深堀できます。

 

  • 主な業務内容を把握する
  • メーカーの企業文化を把握する
  • OB・OG訪問や企業説明会に参加する

 

 

1.主な業務内容を把握する

メーカーでは、営業職やマーケティング職、生産管理職などさまざまな業務内容があります。営業職はBtoBのメーカーは他の企業や小売店、BtoCのメーカーは消費者に販売する仕事です。また、顧客とコミュニケーションをとり、生産や開発部門、マーケティング部門にその声を反映させる役割もあります。

 

マーケティング職は、市場に出す製品をどれにするか、また方法やタイミングなどについて計画するほか、ブランドイメージの構築も重要な任務です。消費者のニーズ把握や市場動向の分析なども重要な要素となります。生産や開発職は、実際に生産するほか、効率的に生産するための流れを構築する役割もあります。それぞれの業務内容で役割や必要とされるスキルが異なります。そのため、自己分析した結果と照らし合わせて自分に合った業務内容の把握が必要です。

 

 

2.メーカーの企業文化を把握する

企業文化とは、企業と従業員が持つ行動規範や価値観のことをいいます。扱う商品や企業理念を共有できても、企業文化が合わなければ早期退職するケースもあるため、入念な把握が必要です。企業文化や企業の歴史や主に扱う製品と大きく関連します。

 

例えば、食品やアパレルといったメーカーは、トレンドやスピード感を意識する傾向にあります。一方で、インフラ系をはじめとした堅実さを重視するメーカーもあります。企業文化はOBやOG訪問、企業説明会などに足を運んで、実際に話を聞くのが効率的に理解する方法です。従業員の雰囲気を肌で感じるのも重要な要素となります。

 

 

3.OB・OG訪問や企業説明会に参加する

企業文化の把握でも必要となるOBやOG訪問、企業説明会は、Webサイトや書籍、業界誌などでは入手できない話を聞く貴重な機会です。仕事への取り組みや苦労話などを質問できます。また、どのような人材が採用されるかを聞くことで、就職活動に活かすことも可能です。

 

業界研究を進めるにあたって気になる分野があれば、積極的にリアルな声を聞くことが大切です。また、インターンシップに参加することで、実際に仕事を体験することも業界や企業を理解する上で効果的な方法です。

 

 

メーカーへの就職活動に活かす業界研究ポイント

メーカーの業界研究で分析した結果は、情報収集して終わりではありません。次のポイントをふまえて、就職活動に活かすことが重要です。

 

  • メーカーの事業事例を把握する
  • メーカーの動向とキャリアプランを照らし合わせる
  • 分析した情報を入社後に活かす

 

 

1. メーカーの事業事例を把握する

メーカーへの理解を深めるためには、希望するメーカーの事業事例や製品開発事例などを把握することが重要です。メーカーが扱う主な製品が消費者ニーズを満たしている理由や、どのようなマーケティング方法を実施したのかなど、多様な角度で事業事例を分析することが求められます。

 

事業事例と自己分析を基にして、入社後にどのような貢献をできるのか明確にすることが可能です。また、面接で事例を踏まえて説明することで、採用担当者に熱意を伝えやすくなります。

 

 

2.メーカーの動向とキャリアプランを照らし合わせる

メーカーの業界研究で得た情報はキャリアプランと照らし合わせることが大切です。メーカーは長期的な視点で事業を進めており、採用担当者は業界の動向を理解した上で、貢献できる人材を求めています。

 

メーカーは中期経営計画を発表しているケースが多く、また業界誌、経済新聞などで動向をチェックできます。そこで、メーカーの動向とこれまでの経験やスキルなどを基にして、「今後どのように貢献できるのか」を明確にまとめることが重要です。

 

 

3.分析した情報を入社後に活かす

メーカー業界研究で分析した情報を、入社後に活かすことも大切です。業界の特徴や課題、将来しを把握した上で、自己分析の結果と照らし合わせていればミスマッチの防止につながります。

 

また、メーカーの動向に理解があれば、どの職種であっても活かすことが可能です。生産担当であれば、消費者のニーズをつかみやすく、営業担当であれば業界の動向に合った戦略の立案をできます。また、企業内で評価されやすく、重要なキャリアパスを任される可能性もあるでしょう。

 

 

メーカー業務研究のポイントを把握して就職活動に活かそう

メーカー業界は規模が大きく、業務内容は多岐にわたるためポイントに沿った業界研究を効率的に行うことが重要です。メーカーの分類、それぞれのバリューチェーンや市場規模、などを理解した上で、業界の動向把握が求められます。

 

また、業務内容や企業文化の理解や実際の声を集めた上で、就職活動に活かすようにしましょう。業務研究は入社後も活かせる重要な取り組みです。