業界研究のポイントを詳しく解説|メリットや方法について
就職活動において業界研究は自分に合った業界や職種の判断や志望動機、面接対策に活かせるため重要です。しかし、「自分のやり方が正しいのか」「重要なポイントが抜けていないか」と心配になる方もいるでしょう。そこで、本記事では、業界研究を効率的に進めるためのポイント、またポイントを知るメリットや具体的な方法までまとめました。
業界研究ポイントを把握するメリット

業界研究は、就職活動において必要不可欠な取り組みです。効率的に進めるために次のポイントが挙げられます。
- 自己分析につながる
- 業界の特徴を把握しやすい
- 業界の動きを把握しやすい
1. 自己分析につながる
ただ業界の情報を知るだけでなく、「自分が興味を持てるのか」「自分のスキルを活かせるのか」など、自己分析が必要です。ただ業界を知るだけでは、就職活動に活かすことはできません。
そこで、自己分析を並行して行うことで、自分の興味やスキルなどを活かせる業界であるか判断できます。そのため、業界研究は基本的な情報以外に、自分を軸とした情報収集がポイントの1つです。自分に合った業界が見つかったら、より深堀するとよいでしょう。
2.業界の特徴を把握しやすい
業界研究は、特定の業界の将来性や主となる企業、市場規模など全体的につかむ必要があります。ポイントを抑えて業界研究を行うことで、それぞれの企業の役割や業界内での位置づけを判断しやすくなります。
例えば、食品関連であれば、原材料を提供している企業、製造や加工をしている企業、流通している企業など、業界全体を把握することで、役割を把握できます。企業の目的がわかれば、求める人物像が見えてくるでしょう。
3.業界の動きを把握しやすい
業界は少子高齢化やIT革新、政府の動きなどによって変化します。中でも、動きの大きい業界であれば、常に業界の最新情報を把握することが必要です。そこで、経済紙や業界誌、セミナーなどで業界の動きを理解し、将来性や自分のスキルを活かせるかどうかを判断できます。
志望動機や面接対策をする際、リアルタイムに業界の状況や課題、対策などを理解しなければいけません。業界の持つ課題に対して、自分のスキルや経験を活かせるようであれば、採用担当者の評価を高められるでしょう。
業界研究のポイントをつかむ方法

業界研究は膨大な情報量から、必要なものを収集する必要があります。そこで、次のポイントを意識することがおすすめです。
- 一次情報を使う
- 関係者から直接聞く
- 複数の業界を比較する
1.一次情報を使う
近年では、SNSや口コミサイトなどさまざまな情報源がありますが、信頼できる情報源の活用が重要です。そのため、業界専門誌や経済新聞、政府の統計データなど一次情報をメインに活用し、SNSや口コミサイトは参考程度に使うようにしましょう。
また、就活サイトで業界について説明されている場合がありますが、正確性には注意が必要です。また、上場している企業のIR情報やセミナーなども信頼できる情報です。調べた情報が間違っていては、業界研究の意味がなくなってしまうため一次情報の活用が重要です。
2.関係者から直接聞く
データだけでなく、関係者から聞いた話も業界研究に有効です。例えば、OBやOGからの話は、業界の雰囲気、感じたことなどデータからではわからない情報が詰まっています。現場で働く人の声を聞いて、自分に合っているかどうかの判断がしやすくなります。
例えば、同じ営業職であっても企業の雰囲気は大きく異なるため、実際に話を聞くことが重要です。業務内容が自分に合っていても、雰囲気が合わずに早期退職するケースもあります。また、業界研究で疑問に感じた点を直接聞くのもおすすめです。
3.複数の業界を比較する
一つの業界だけでなく、複数を比較することが重要です。業界の強みを理解したつもりでも、他の業界と比較すると強みと感じない場合もあるでしょう。また、比較することで、自分に合った業界を見つけやすくなります。
業界シートを作成し、主要企業や将来性、特徴などの項目ごとに比較するとよりわかりやすくなります。このことで、一貫性のある志望動機や自己PRなどを作成することが可能です。業界シートについて、詳しくは「業界研究シートの書き方と就職活動に活用するポイントを解説」の記事をご確認ください。
業界研究のポイントを活用する方法

業界研究を行うだけでなく、就職活動に活かすことが重要です。そこで、業界研究のポイントを就職活動に活かす方法を3つご紹介します。
- 面接対策に活用する
- 志望動機の作成に活用する
- 将来的な計画に活用する
1. 面接対策に活用する
面接では、業界と企業、それぞれ志望する理由を採用担当者に聞かれることが一般的です。そのため、企業研究だけでは不十分となります。業界研究では業界の全体像を把握した上で、企業研究を行った情報を関連させて説明する必要があります。
例えば人材不足が続く業界の課題を掴んだ場合、「DXの導入を積極的に行っている御社の取り組みに共感しました」と伝えられます。その際に、自分の経験やスキルなどを関連づけられると、採用担当者に説得力のある説明ができるでしょう。業界の課題を理解しないまま、「自分のスキルや経験を活かせる」だけを伝えても、準備不足と判断される可能性があるので注意が必要です。
2.志望動機の作成に活用する
業界の特徴を理解した上で、企業への志望動機を説明すると説得力のある内容になります。例えば、業務効率化を目的としたソフトウエアを開発する企業に応募する場合、「動きの大きいIT企業で、大学で身に付けたプログラミングスキルを活かしてソフトウエア開発に貢献し、競合他社に差をつけられます。」と具体的に説明できます。
業界の特徴や課題、企業の事業内容、また自分の経験やスキルをすべて関連づけて志望動機を作成することが重要です。その際に、業界研究を効率的に進める必要があります。業界研究に時間をかけすぎると、企業研究や自己分析にかける時間がたりなくなってしまいます。
3.将来的な計画に活用する
業界研究で得た情報は、就職活動に活かせるだけではありません。入社後に将来のキャリアを決める上でも、業界について理解している必要があります。例えば、今市場規模の大きな業界であっても、将来性が見込まれなければキャリアを考えた時不安になるでしょう。
そのため、業界研究で業界自体の将来性を把握することが重要です。また、業界への理解度が高ければ、「思っていた業務内容とは異なっていた」といったことがなくなります。長期のキャリアプランを構築するためにも、業界研究を入念に行うことが必要です。
キャリアプランを考える際は、5年、10年、20年と段階をふむことが大切です。キャリアの軸を明確にして、今何をしたらキャリアプラン通りに進められるか考えましょう。また、将来的にキャリアプランを達成できる業界を選ぶことが重要です。例えば、1年目から様々な経験を積みたいのであれば、IT業界のようにチャンスの大きな業界を選ぶ必要があります。また、同じ業界であっても企業によって特色が異なるため、企業研究と連動して進めることが重要です。
業界研究のポイントを把握して就職活動に活かそう
業界研究は就職活動、また入社後においても重要な取り組みです。業界について理解するだけでなく、自分の興味やスキルを活かせる業界を見つけられるでしょう。信頼性の高い情報源を基に、複数の業界を比較することで、ポイントをおさえた業界研究ができます。
就職活動には業界研究だけでなく、企業研究や自己分析などが必要なほか、学業やアルバイトなどで忙しい学生は多いはずです。業界研究のポイントを把握して、限られた時間で就職活動を成功させましょう。