インターンシップの交通費・手当は出る?支給の実態と確認すべきポイントを解説
インターンシップに参加する際、「交通費や手当は支給されるのか」は多くの学生が気になるポイントです。しかし、その扱いは企業やインターンシップの内容によって大きく異なります。
この記事では、支給の考え方や具体的なパターン、事前に確認するべき点を解説します。
インターンシップの手当と交通費とは

まずは、インターンシップにおける手当と交通費の基本的な位置づけを理解しておくことが重要です。
両者は混同されやすいものの、支給の考え方や判断基準は異なります。
インターンシップにおける「手当・交通費」の定義
インターンシップにおける交通費とは、自宅からインターンシップ先まで移動する際にかかる費用を指しますが、企業に支給義務があるわけではありません。多くの場合、交通費の支給有無は企業の判断に委ねられています。
一方、手当は給与や日当などの報酬を含む言葉で、労働の対価として支払われるものです。
有給インターンシップでは時給制・日給制が一般的ですが、無給インターンシップであっても交通費のみが支給されるケースもあります。
重要なのは、交通費と手当は必ずしもセットではなく、別々の基準で決められているという点です。
企業が交通費を支給する/しない基準
企業が交通費を支給するかどうかは、インターンシップの目的や性質によって判断されます。
実務に近い業務を担い、継続的に通勤する長期インターンシップでは、社員と同様の扱いとして交通費を支給する企業が多い傾向にあります。
一方、業界理解や企業理解を目的とした短期・体験型インターンシップでは、教育的要素が強いため自己負担とされることも少なくありません。
企業側は「戦力としての参加か」「学習目的か」という観点で線引きをしているケースが多いのが実情です。
交通費支給の具体的なパターン

交通費が支給される場合でも、その方法は一様ではありません。代表的な支給パターンを知っておくことで、想定外の自己負担を防げます。
全額支給される場合
交通費が実費で全額支給されるのは、長期インターンシップや有給インターンシップに多く見られます。
企業が一定期間の勤務を前提に学生を受け入れる場合、通勤扱いとして交通費を負担するケースが一般的です。
ただし、支給対象は「最も合理的な経路」に限られることが多く、新幹線や特急料金は対象外となる場合もあります。
全額支給と記載されていても、支給範囲や条件が細かく定められていることがあるため、事前確認は欠かせません。
一部支給や上限付き支給
もっとも多いのが、交通費に上限を設ける支給方法です。例えば「1日上限1,000円まで」「月額○円まで」といった形で、一定額を超えた分は自己負担になります。
また、通学定期を利用している区間は支給対象外とする企業もあります。
支給があると安心してしまいがちですが、実際には全額が補填されないケースも多いため、自己負担額を想定したうえで参加を検討しましょう。
交通費が支給されない場合
1dayインターンシップや数日間のみ実施される短期インターンシップでは、交通費が支給されないことも珍しくありません。
これらは企業理解を深めることを主な目的としており、参加自体が学習機会と位置づけられています。
また、オンライン形式のインターンシップでは移動が発生しないため、交通費の概念自体がありません。
支給されないこと自体は特別なことではないため、事前に把握しておくことが大切です。
インターンシップの手当(給与・日当)の実態

交通費と並んで気になるのが、インターンシップ中の手当や報酬です。有給・無給の違いを整理して見ていきましょう。
有給インターンシップの報酬の相場
有給インターンシップの報酬は、業界や職種によって幅があります。
IT・エンジニア系では時給1,200円以上になることもあり、マーケティングや営業系では1,000円前後が一つの目安です。
長期インターンでは月収換算で数万円から十数万円になるケースもあります。その分、勤務時間や成果が求められるため、アルバイトに近い感覚で責任を持って取り組む必要があります。
無給インターンシップでも補助が出る場合
無給インターンシップであっても、交通費のみ支給される、昼食補助が出るなど、一定のサポートが用意されている場合があります。
特に地方開催や合宿型のインターンシップでは、学生の負担を軽減する目的で宿泊費や移動費が補助されることもあります。
報酬がない=条件が悪いと判断するのではなく、得られる経験や支援内容を含めて総合的に判断することが重要です。
交通費支給の条件・注意点

交通費が支給される場合でも、条件を理解していないと思わぬトラブルにつながることがあります。注意点を確認しておきましょう。
支給対象の交通手段
多くの企業では、交通費の支給対象を電車やバスなどの公共交通機関に限定しています。
タクシーや自家用車、新幹線・飛行機などは、事前承認が必要だったり、対象外となることがあります。
企業は合理性やコスト面を重視しているため、移動手段によっては全額が補助されず、一部を自己負担するケースもあります。
定期券と実費精算の違い
通学定期を所持している場合、その区間は交通費支給の対象外とされるケースが一般的です。ただし、定期区間外のみ実費精算できる企業もあります。
「定期があるから支給されない」と決めつけず、どこまでが対象になるのかを確認することが大切です。
面接・説明会時の交通費
インターンシップ本参加とは異なり、説明会や選考面接時の交通費は自己負担となることが一般的です。ただし、遠方学生向けの特別選考などでは支給される場合もあります。
選考段階と参加期間を混同せず、それぞれの扱いを分けて理解しておきましょう。
交通費・手当が出るインターンシップの判断ポイント

交通費や手当で後悔しないためには、応募前の確認が欠かせません。見るべきポイントを整理します。
募集要項で見るべき項目
募集要項では「交通費」「報酬」「待遇」「福利厚生」の欄を重点的に確認しましょう。
「支給あり」とだけ記載されている場合は、上限や条件が別途定められていないか注意が必要です。
不明確な場合は、支給されない可能性も想定して行動することが大切です。
大学や自治体の支援制度を活用する方法
企業からの支給がない場合でも、大学のキャリアセンターや自治体が交通費補助制度を設けていることがあります。
公式サイトや窓口で確認することで、自己負担を軽減できる可能性があります。
よくある質問(Q&A)

最後に、インターンシップの交通費・手当に関して学生から多く寄せられる疑問をまとめました。
交通費支給が曖昧なときどう確認する?
募集要項に明記されていない場合は、応募前または選考時にメールで確認するのが確実です。参加決定後であれば、条件通知書や案内メールに記載されることもあります。
交通費支給は面接の評価に影響しない?
交通費について確認したからといって、面接評価が下がることは基本的にありません。条件を正しく理解しようとする姿勢は、社会人意識として評価される場合もあります。
まとめ:交通費・手当を押さえて最適なインターンを選ぶ
インターンの交通費・手当は、内容や企業によって大きく異なります。思い込みで判断せず、募集要項の確認と事前質問を徹底することが重要です。
この記事を参考に条件を整理し、納得できるインターン選びにつなげてください。